婚約指輪に使用される、ダイヤモンドのカットについて
婚約指輪を購入された方のほとんどがダイヤモンドリングを選んでいます。
婚約指輪の主役はダイヤモンド(宝石)ですが、
ダイヤモンドにはクラス以外に、様々な種類がある事をご存知でしょうか?
婚約指輪に利用される、もしくはおすすめなダイヤモンドの種類についてご紹介致します。
目次
婚約指輪に使用される、ダイヤモンドの種類とは?
ダイヤモンドにおける種類とは、
「形(シェイプ/カット)」
です。
他にもカラーダイヤモンド(色のついたダイヤモンド)という種類もありますが、
こちらはまた別の記事でご紹介したいと思います。
なぜかと言うと、ダイヤモンドは無色透明なほど価値が高いとされ、カラーダイヤモンドは基本的に価値が低くなります。
また、カラーダイヤモンドはリングの貴金属(プラチナ)部分と競合してしまうため、適切ではありません。
しかし、一部のカラーダイヤモンドは無色透明なダイヤモンドの数十倍、数百倍の価値があるものもあります。
ダイヤモンドには様々な形があります。
それらは元々そういう形だったわけではなく、デザイン性を持たせるためにカットして形成されます。
そもそもダイヤモンドとは何か?については以前の記事で詳しくご紹介しておりますので、合わせてご覧頂ければと思います。
(↓過去記事↓)
ダイヤモンドとは?
https://eikajapan.com/magazine/diamond-material/
ダイヤモンドクラスを決める4Cについて
https://eikajapan.com/magazine/diamond-4c/
ダイヤモンドのシェイプ(形/カット)について
それでは、ダイヤモンドのシェイプには、どのような形についてご紹介したいと思います。
特大のダイヤモンドなどそのカラットによって様々なカット手法があるため、
ここでは主流で人気なダイヤモンドの形についてご紹介します。
1. ラウンドブリリアント(58面体)
皆さんが通常イメージされているダイヤモンドの形は、このラウンドブリリアントカットです。
婚約指輪のほとんどはこのラウンドブリリアントカットのダイヤモンドが使用されています。
(発行された鑑定書の90%以上)
理由としては、最も美しい輝きを実現するカット(形)だからです。
ラウンドブリリアントカットについて詳しくは別記事でご紹介したいと思います。
余談ですが、ラウンドブリリアントカット以外の形は、「ファンシーカット」と呼ばれます。
2. ペアー(57面体)
西洋梨に形が似ている事から、ペアー(梨)という名前を持った形です。
涙の雫にも似ている事から、ティアドロップとも呼ばれます。
みずみずしく、ピュアな形が人気のカットです。
3. ハート(65面体)
愛の象徴でもあるハートマークを象った形です。
女性らしく美しいカットは、身につけるだけで魅力が増すと言われています。
4. プリンセス(49面体)
英国王室、キャサリン妃のエンゲージリングに採用された事でも人気が沸騰したプリンセスカットのダイヤモンドです。
真上から見ると正方形の形です。
細かなカットが施されているため輝きも増しますが、反射光が細かく柔らかい光をもたらします。まさにプリンセスのようなダイヤモンドです。
5. マーキース(57面体)
ラウンドブリリアントを細長くしたような形のマーキースは、
18世紀に紅茶や菓子で名声を得たポンパドール公爵婦人にちなんで名付けられました。
レモン形に見えるこの形は、美しい瞳に見つめられているような印象があり、根強い人気があるカットです。
6. オーバル(57面体)
ラウンドブリリアントを楕円にした形です。
生命や母体を象徴する形とされ、力強くも優しい印象のあるカットです。
7. エメラルド(50面体)
その名のとおり、もともとはエメラルドに利用されていたカット手法です。
伝統的で鏡面を思わせるカットは知的な印象があり、クラシックリングなどで人気のカットです。
以上、ダイヤモンドの形(シェイプ/カット)についてメインとなる種類をご紹介させて頂きました。
基本的な選択肢としてはラウンドブリリアントカットのみでご検討頂くのが良いと思います。
もしくはお相手の好みに合わせて選ぶのも良いでしょう。
ぜひ婚約指輪選びの参考にして頂ければ幸いです。
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