婚約指輪はラウンドブリリアントカットが人気
婚約指輪(エンゲージリング)は、一石で大きく価値の高いダイヤモンドが主役の指輪。
もちろんそれが絶対的なルールではありませんが、通例となっています。
なぜなら宝石の価値というのはあくまで1石の大きさやクラスで決まるため、婚約記念品として贈る婚約指輪には価値の高いダイヤモンドである必要性があるからです。
また、それを象徴的にするデザインとして、セットするダイヤモンドを主役にする。というわけです。
ただ、ダイヤモンドにも様々なクラスや形があります。
今回の記事では、婚約指輪のダイヤモンドとして選ぶべきダイヤモンドのカットや形についてご紹介して参りましょう。
目次
どんなシェイプ(形)がある?
写真のように、ダイヤモンドには本当に多様な形があるんですが、これら全て人工的にカットされて産まれたものです。
ダイヤモンドの原石からカットされるわけですから、非常に責任の伴う作業ですね。
皆さんご存知の形である、ラウンドブリリアントカット。
ハートシェイプのダイヤモンドもあったり。
ペアシェイプ(洋梨・ドロップ型)もあったり。
本当に沢山の形があります。婚約指輪として選んではいけない形というのは存在しません。
基本的には好きな形を選べますし、どれも婚約指輪のセンターストーンとなり得ます。
ラウンドブリリアントカットが基本
好きにダイヤモンドの形・カットを選べるとはいえ、基本的にはラウンドブリリアントカットで選ばれる方が、ほとんどです。
ご提案ベースでも、100人のお客様へ婚約指輪を提案すると100人のお客様がラウンドブリリアントカットを選ばれます。それくらい人気です。
理由は明確で、ラウンドブリリアントカットはダイヤモンドカットのデフォルト的存在だからです。
日本国内だと、ほとんどの広告画像もあらゆるシーンに登場する婚約指輪も、ラウンドブリリアントカット。
皆さんがダイヤモンドと想像して思い浮かべる形がこのラウンドブリリアントカットなのは、それも理由です。
それくらいダイヤモンドの形としては、圧倒的なスタンダードとなっています。
結論から申し上げますと、婚約指輪を検討する中でダイヤモンドの形を決める場合、前提としてラウンドブリリアントカットで検討すれば良いです。
ファンシーカットと呼ばれるラウンドブリリアントカット以外の形のダイヤモンドは、取り扱っている宝石店も少ないですし、流通量も圧倒的に少ないです。
よほど目的があって選ぶダイヤモンドの形というイメージになります。
もしダイヤモンドには色んな形があるけれど、どれを選んだら良いのだろう?と悩んでいらっしゃるのであれば、ラウンドブリリアントカットという形に絞って選べば十分です。
最も美しいカットである
ラウンドブリリアントカットが、なぜダイヤモンドの形としてスタンダードであり、婚約指輪のダイヤモンドとしても基本なのか。
それはラウンドブリリアントカットが最もダイヤモンドを美しく輝かせるカットだからです。
ラウンドブリリアントカットは、58面体で構成されています。
精密に計算されて生み出されたこのカットは、ダイヤモンドの輝きを最大限に引き出すのです。
だからダイヤモンドといえば、ラウンドブリリアントカットなんですね。
逆にファンシーカットだと同じクラスのダイヤモンドでも濁って見えてしまうことが多いです。
ラウンドブリリアントカット以外のカットだと、さらに透明度等のクラスにこだわらないといけなくなります。
非常に選びづらいですし、苦労して選んで恩恵があるかといえばそうでもない。
あくまでデザインの目的で選ぶというイメージになります。
ちなみに筆者は、こちらのマーキースダイヤモンドが大好きです。このエッジの効いた形がなんとも好みだからです。
しかし筆者は婚約指輪をラウンドブリリアントカットで選びました。(笑)
なぜなら妻の好みではなかったからです。
ラウンドブリリアントカットは基本的に好き嫌いがありません。
ラウンドブリリアントカット以外のファンシーカットダイヤモンドだと、好き嫌いが非常に分かれます。
婚約指輪は贈り物。まずはラウンドブリリアントカットで1つの高価な指輪を贈って、持っている方が、色んな意味でお得です。
もしとにかく異なる形で選びたい!という場合には、宝石店へ相談しましょう。
VERY GOOD以上で選ぼう
婚約指輪のカットの形は、基本的にラウンドブリリアントカットを。
目的が明確にあれば、ファンシーカットも選択肢に入れる。という流れでいきましょう。
ただダイヤモンドは形だけで決めるものではありません。その研磨の状態(カットのグレード)が美しいものでなくては、意味をなさないからです。
カットの指標は、下記のような並びになります。
・EXCELLENT(エクセレント):素晴らしいカット(最上位)
・VERY GOOD(ベリーグッド):とても良いカット
・GOOD(グッド):良いカット
・FAIR(フェア):普通
・POOR(プア):貧相
一見、GOOD以上であれば良さそうに見えますが、ダイヤモンドのカットは人工的な指標のため、VERY GOODから選ぶことをおすすめします。
カットは見た目を左右する、非常に重要な指標なため、基本的にはエクセレントカット人気です。
しかしカラットが上がれば上がるほど、指標の差で大きく価格が変動してしまうため、バッファも必要。
カットについては、VERY GOODから選択肢に入れましょう。
つまり、婚約指輪のダイヤモンドの形はラウンドブリリアントカットで基本的に検討し、カットのグレードはVERY GOOD以上で検討すれば良いわけです。
ダイヤモンド選びは、婚約指輪選びにおいて、デザインよりも大切な要素。
ぜひ本記事や下記記事を参考に、優れた婚約指輪選びを実現してください。
ダイヤモンドプロポーズの記事はこちら>
ダイヤモンドのクラスを決める4Cに関する記事はこちら>
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