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婚約指輪の値段って、どれが正解?!

今回のトピックスは、「婚約指輪の値段」についてです。

婚約指輪といっても、クラスやデザインは星の数ほどあり、選ぶのは非常に難しいですよね。

少し調べてみただけでも、各媒体やブランド毎に打出されている相場感はばらつきがあり、結局どれがベストな選択肢なのか知る事が難しい現状かと思います。

前回のトピックではそんな指輪選びの根底となる、そもそも贈る意味や理由について記載させて頂きました。

贈る理由や意味を整理すれば選択肢にもフィルターがかかり、選びやすくなるかと思いますので、まだご覧になっていない方は、是非前回の記事「婚約指輪を贈る、理由と意味とは?」をご覧頂ければ幸いです。


そもそも贈る意味や理由を整理したところで、今回のトピックスでは「どの価格帯を選べばいいか。」について下記ポイントに沿って記載していきたいと思います。

目次

・ポイント1:

婚約指輪の価格構成とは?(どうやって値段が決まるのか)

・ポイント2:

各情報誌(メディア)やブランドで打出している相場感とは?

・ポイント3:

現在、婚約指輪市場で最も購入されている価格帯とは?

・ポイント4(結論):

婚約指輪のベストな価格帯とは?

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ポイント1

婚約指輪の価格設定や概念について

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婚約指輪の値段とは、どのように決められているのでしょうか?

そもそもの値段構成に関して、まずはご説明したいと思います。

「婚約指輪の値段構成」

流通費など細かな部分は沢山ありますが、メインの構成要素は、

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1. 宝石代(ダイヤモンドなど)

2. 地金代(ベースメタル)

 

です。

ダイヤモンド-原石-カット-研磨

ダイヤモンド

宝石とは、ダイヤモンドなどの事で、リングの主役です。

宝石の価格は、ダイヤモンドであれば4C(カラット/クラリティ/カット/カラー)という世界共通でグレード基準が設けられているので、重さや輝きなどのクラスによって変わります。そのため、重ければ重い程(カラットが大きいほど)価値が高まると思われやすいですが、そうとも限りません。

(ダイヤモンドのグレーティングについて、詳しくは別途記事でご紹介したいと思います)

プラチナ

プラチナ

地金とは、ベースに使われるメタルの事です。(ベースメタル)

婚約指輪の大部分は、メタルで構成されています。金銀プラチナ、それぞれ通貨と同じように相場は変動しており、作られた時のgあたりの相場×重量で価格が決まります。

婚約指輪のほとんどは、プラチナ(白銀)と呼ばれるメタルで生成されます。最近では好みに合わせて18金(ゴールド)のリングも台頭してきていますが、それでもほとんどのリングはプラチナで生成されています。

理由としては、

・プラチナは、ダイヤモンドを最も輝かせるから。(引き立てるから)

・その白い輝きが、変わらない。

事にあります。また地金には、金銀プラチナがありますが、最も希少性が高く価値も高いメタルがプラチナな事も理由の一つでしょう。 そのため、婚約指輪のデザインやクラスによっては、ダイヤモンドよりもメタルの方が価格的価値が高い事もよくあります。

ファッション性も高い事から、先に述べた通りゴールドを選ばれる方も多くなってきましたが、ゴールドのカラーがダイヤモンドに映り込んでしまうため、あまり好ましくはありません。ホワイトゴールドもありますが、元々白い金属ではなく合金で白さを表現しているので、時とともにその白さは劣化していきます。

婚約指輪はファッションリングではありませんので、プラチナ(白い貴金属)が最も優れたメタルと言えるでしょう。

(プラチナの希少性やベースメタルについては、別途記事で詳しくご紹介したいと思います)

婚約指輪の値段構成=

ダイヤモンドクラス+ベースメタルの重量

が基本的な構成となります。その他各ブランドやメーカーによって、かかる流通費(仕入れなど)や宣伝費などが全く違うため、同じクラスでも価格はピンキリです。これはどの商品も同じ事ですね。

(例えば、流通を確保したファクトリーブランドなどは、販売までの経路が短く、素材費も安く仕入れられるため、ぐっと安く提供する事ができます。)

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ポイント2

各情報誌(メディア)やブランドで打出している、相場感とは?

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次に、各著名媒体やブランドでは、どんな価格帯をおすすめしているかについて、整理したいと思います。

大きな打出し(広告)があると、市場の相場概念が決まるため、参考にしたい部分だと思います。ポイント1で記載させて頂いた商品価格構成で理論的に組み立てても、贈られる方の相場観とマッチングしていないと、支障をきたすと考えられるからです。

<<各著名メディアの打出している、婚約指輪の相場感(2014年4月現在)>>

ゼクシィ:31.7万円

結婚準備室:20〜25万円

マイナビウェディング:10〜20万円未満

となっていました。各媒体によって相場感にかなりばらつきがあり、結局どの価格帯が最良の相場感なのは見極めづらい状況です。

続いて各ブランドや小売店では、

<<各ブランド/小売店の打出している、平均価格>>

ブリリアンス+:18.1万円

アイプリモ:30〜50万円

canal 4℃:30〜40万円

こちらもばらつきがあります。ともあれ媒体やブランドを含め一つの指標として「30万円前後」というところが一つのポイントになっていますね。

一昔前までは、「給料の三ヶ月分」というフレーズが共通概念となっていました。こちらは資源メジャー(資源の採掘や精製、製品化などの権益を押さえている世界的メジャー(巨大企業))による広告が爆発的ヒットとなり定着していた概念でした。(以前の記事、婚約指輪を贈る理由と意味とは?で説明していますので、詳しくはこちらをご覧下さい)

補足までに、本サイト編集部の母体であるジュエリーブランドEIKAの婚約指輪用コレクションでは、35万円が実際に購入されている商品の平均価格です。いわゆる「約給料一ヶ月分」が一つの相場感としてあるようです。

相場や平均価格とは、時代の流れ(価値観)や経済状況(収入)により大きく変動しますので、これといって決まった相場感は存在していません。

大切なのは、各媒体やメーカー/小売店の打出しではなく、ご自身の収入帯やお相手の方の価値観によって決めるのが最適と言えるでしょう。

相場感の結論:

・30万円が一つの指標になっている。(約給料1ヶ月分)

・各社で打出されている平均価格や相場は、ばらばらで決まった概念は存在していない。

・ご自身にフォーカスして相場感は決めるべき。(収入帯やお相手の価値観など)

(※ただし、30万円を下回る予算はリスクが高くなる。)

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ポイント3

現在婚約指輪市場で、最も購入されている価格帯とは?

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ここまでで、婚約指輪とはベースメタルと宝石という二つの素材費によって構成されており、各媒体やメーカー/小売店によっておすすめしている婚約指輪の相場感にはばらつきがあり、30万円という指標をベースにご自身の収入帯やお相手の価値観にフォーカスして決めるべきだと記載させて頂きました。

少し検索しただけの情報では、必ずしも実際に存在している市場的価値観とマッチングしていない事が多く、危険です。

続いてポイント3では、「では実際に皆さんはどの価格帯を買っているのか」について記載したいと思います。婚約指輪市場で、最も購入されている価格帯についてです。

1. 婚約記念品の品物は?

(ブライダル総研/ゼクシィ結婚トレンド調査 2013 首都圏 参照)

(ブライダル総研/ゼクシィ結婚トレンド調査 2013 首都圏 参照)

首都圏では、婚約記念品があった方の内、92%が婚約指輪を贈られている結果のようです。ちなみに婚約記念品があったと回答された方は、72%だったようです。

ほとんどの方が婚約指輪を贈られたという事でした。

2. 婚約指輪にかかった金額は?

(ブライダル総研/ゼクシィ結婚トレンド調査 2013 首都圏 参照)

(ブライダル総研/ゼクシィ結婚トレンド調査 2013 首都圏 参照)

婚約指輪にかかった価格帯は、「30〜40万円未満」が24%と最も高く、「20〜30万円未満」が21%と続く結果のようです。

また、平均費用は「全国で33.3万円」、「首都圏で36.6万円」でした。

市場で選ばれている実際の価格帯について:

・実際婚約指輪を購入された方の平均価格は「30万円強」。

・70%以上の方が婚約に何かしらの記念品を贈り、その内90%以上の方が婚約指輪を贈っている。

という結果でした。ほとんどの女性の方が「婚約やプロポーズ=婚約指輪を贈られる」という共通認識があり、男性もそれに応えたいというニーズがある事が分かります。

これらは実際に購入された方や贈られた方を対象に行った調査結果のため、非常に現実的な結果と言えるのではないでしょうか。ポイント2でご紹介した「30万円が一つの指標になっている」事も間違いないと言って良さそうですね。

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ポイント4(結論)

婚約指輪の、ベストな価格帯とは?

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ポイントを3つに分けて、婚約指輪の価格についてどのように選べば良いか記載させて頂きました。

各媒体やメーカーによって打出しにばらつきがあるのは、顧客層などの違いや仕入値など価格構成要素の違いなどもあるからです。

大切なのは、贈られる方の想いや収入帯などご自身にとって最良の選択肢を見いだす事と、お相手の方の価値観に合わせて選択する事だと言えるでしょう。ポイント3でご紹介した実際に購買され贈られた方のデータにもある通り、一つの指標としては30万円というラインがご理解頂けたかと思います。

※3つのポイントを総合的に考えた結論:

・予算は30万円以上が好ましい。(一つの指標/社会的概念において、無難/約給料一ヶ月分くらい)

・安易な情報検索を、答えとしない方が良い。

・ご自身の収入帯とお相手の価値観を見極めて選択する。

昨今ではインターネットによる情報検索が容易となっており、受け取った商品の価格調査は簡単にできてしまいます。

相手の方はそんな情報検索などしないと言いたいところですが、実際の心理としては受け取った婚約指輪がどれくらいの価値のものなのかを知りたいはずです。

ダイヤモンドであればいい。 とりあえず婚約指輪であればいい。そういった選択肢は非常に危険です。

10万円〜20万円未満の婚約指輪は、相場からしてみれば安く感じるかもしれませんが、結局お相手の方がそれで満足してくれなければ、泡銭と化してしまうのも現実です。

大切なお金と、人生の一度の大切な贈り物。

価格が全てではありませんが、ぜひこの記事をヒントに最良の選択肢をご検討頂ければ幸いです。

本サイトでは、引き続き各婚約指輪の商品情報や、デザイン、選び方などについても詳しくご紹介して参ります。

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