現代における婚約指輪の意味や必要性
婚約指輪(エンゲージメントリング)は、婚約記念品としてプレゼントされるダイヤモンドリング。
日本では1960年台頃より一般的なものとなりました。
いわゆる箱パカで婚約指輪を差し出して行うプロポーズのイメージもこの頃から放映を開始したテレビCM等からついたものです。
しかし今もなお全国では婚約記念品としてダイヤモンドの輝く婚約指輪を贈られる方がほとんどであり、憧れのアイテムでもあります。
1960年台から時代は大きく変わりましたが、なぜ婚約指輪という概念は変わっていないのでしょうか?
今回の記事では現代における婚約指輪の意味や必要性、支持されている理由について考察したいと思います。
目次
元々ルールではない
そもそも婚約記念品とは、婚約を記念する品として新郎側から新婦側へ贈られる品のこと。
プロポーズでのイメージが強いですが、元々は結納などでお披露目することが通例です。
しかし婚約指輪である必要性やルールは存在しません。婚約記念品という品は時代と共に変遷してきました。
絶対に婚約記念品が婚約指輪である必要性はないのです。
それでもダイヤモンドの輝く婚約指輪が贈られている、選ばれている。
それは婚約指輪が非常に優秀な婚約記念品だからです。
ダイヤモンドというルールもない
婚約指輪は、価値の高いダイヤモンドが中心にセットされたダイヤモンドリングであることが通例となっています。
しかしダイヤモンドでなくてはならないルールはありません。
その方が婚約指輪として贈った指輪であれば、全て婚約指輪となります。
もちろん宝石が付いていない指輪であったとしても、ダイヤモンドではなくルビーやサファイアなど他の宝石であったとしてもです。
あくまで婚約指輪とは婚約の証として贈る指輪のこと。正確には婚約指輪という商品は存在しません。
しかしながら、婚約という非常に特別なシーンを象徴する記念品としては、それにそぐう品である必要性があります。
だからこそダイヤモンドという宝石が中心にセットされたダイヤモンドリングが、婚約指輪として世界中で選ばれているのです。
指輪というルールもない
ルールに関するお話ばかりになっていますが、そもそも指輪でなくてはならないルールも存在しません。
最近では婚約ネックレスという方法も人気を集めはじめています。
そもそも重度な金属アレルギーで、指輪を身につけることが困難であったり。
指輪を身につけるライフスタイルを持っていない、指輪を着用することが嫌いなどの理由があったり。
そういった場合にはダイヤモンドなどの宝石をまとったネックレス(ペンダント)を婚約記念品とすることもできます。
ブレスレットでも問題ありません。
十人十色ある人生において、最適な形状のものを選べば良いわけです。
しかし多くの場合、指輪というイメージや憧れが強いため、指輪がよい選択肢となるケースがほとんどです。
婚約指輪は記念碑である
婚約指輪の本当の意味は、婚約したその瞬間のためのものではありません。
二人が家族として歩むことを決意した瞬間が婚約。つまり、結婚において本当の始まりを意味するのが婚約です。
そんな結婚、二人が家族として歩むことを決意した記念すべき日を、永遠に残し続けるために。
婚約指輪という婚約記念品を贈るのです。
よく婚約期間中に婚約したことを意味する指輪が主要な目的だったりと誤解されがちですが、実際には異なります。
婚約指輪は可動式の記念碑のようなものです。
婚約指輪は生涯に渡る宝物として保持し続け、後世へと受け継いでいくことができます。
実際にお母様やお祖母様から譲り受けた方も多いのではないでしょうか。
経年劣化がおきない宝石だからこそ出来ることなのです。
婚約指輪はコスパが良すぎる
婚約指輪といえば高額なイメージを多くの方が持っているかと思います。
それは間違いではありません。全国における婚約指輪の平均予算は約30万円ほど。非常に高級な品物です。
しかし婚約指輪は、非常にコストパフォマンスに優れた婚約記念品であることを付け足しておきます。
なぜなら婚約指輪を構成する素材は、ダイヤモンド等の宝石と貴金属(プラチナやゴールド)。
素材の全てが世界共通で価値を持つ通貨のようなもの。そしてジュエリーには基本的に中古という概念が存在しません。
そしてダイヤモンドの婚約指輪は生涯に渡って身につけることができ、さらに後世へと受け継いでいくことができます。
つまり初期投資は高いけれど、ランニングコストで考えたら非常に有意義な品物です。
だからこそ現代においても婚約記念品やプロポーズプレゼントでダイヤモンドの指輪が選ばれているのです。
ジュエリーにおいてはまさに安物買いの銭失い。
せっかく購入するなら最適なものを選ぶことで、パフォーマンスは高くなり、購入して贈るメリットも向上します。
だから平均予算でも30万円ほどなのですね。
実際には10万円や10万円以下のダイヤモンドリングは無数に存在します。
けれど選ばれていない。それにはこんな理由があるのです。
逆に言ってしまえば、安すぎる婚約指輪や、価値の伴わない宝石の指輪は、贈るメリットも購入するメリットも著しく低くなることを覚えておきましょう。
デジタル時代だからこそ意味がある
現代はクラシックに回帰し始めています。
音楽も、ファッションも、様々な文化も改めてクラシックな物事の素晴らしさを再確認する時代です。
その背景にはデジタルやオンラインの時代になったことが挙げられます。
手元のスマートフォンがあれば、世界中どんなヒトともつながることができ、近況を理解しあい、必要な情報を知って共有することができます。
だからこそ実際に行って体験できる場所や、触る事のできる物が純粋な形で重要視されつつあると筆者は感じています。
そんな中で、婚約指輪の人気が再燃してきています。
バブル崩壊後は一気にジュエリーの販売は落ち込みました。銀座などに所狭しと出店していた宝石店の多くが閉店しました。
しかしこのデジタル時代の中で、クラシックを象徴する品でもあるジュエリーの人気が再燃しているのです。
一時期は低迷していた婚約指輪の取得率もどんどんと上昇してきています。
理由は明確です。二人のはじまりを、優れた物という概念で残したいという気持ちが強くなったからです。
デジタルは永遠。ダイヤモンドも永遠。それらがリンクし始めたんですね。
また情報化社会によって、昔は暴利で販売されていたジュエリーも、最適な価格で入手することが容易になりました。
オンラインストアによっていつでもどこからでも購入できる時代にもなりました。
元々ダイヤモンドをまとった婚約指輪をはじめとするジュエリーは、非常に優秀な品物です。
経年劣化もせず、いつでも新品に戻すことができ、永遠に輝き続ける。そんな商品はなかなかありません。
今だからこそ歴史を感じるジュエリーによって婚約を記念することに大きなメリットがあるのだと思います。
婚約指輪には保険的側面も?
こちらは付加情報になりますが、元々婚約指輪は保険的な側面も持っていました。
ダイヤモンドと貴金属で構成される婚約指輪は、どちらも転売することが容易です。すぐに現金化できます。
現代であればネットオークションやメルカリなどで個人売買することも可能です。
そんな婚約指輪を1つ持っておけば、仮に何かがあった時に現金に換えることができます。
一時的に資金が厳しくなってしまったり、片方に病気などのトラブルがあって家計が厳しくなった時などに、便利な品でもありました。
現代においてそのような認識は稀ですが、そんな目的も過去にはあったんですね。
ダイヤモンドに意味がある
現代は、いい意味で自由な風潮です。
誰かが決めたルールや選択肢に縛られず、自分達のライフスタイルに必要なことだけを取捨選択することができます。
婚約指輪も同じです。
婚約指輪というよりはダイヤモンドという概念で考えると良いでしょう。
婚約指輪はダイヤモンドが主役の指輪であり、価値の高いダイヤモンドを贈る手段だったのですから。
ダイヤモンドをメインに考えれば、それが指輪という選択肢でも良いですし、ネックレス・ペンダントという選択肢でも可能になります。
お二人にとってどんなジュエリーが婚約記念品として最適なのかを選べる時代なのです。
そして昔は通例となっていた指輪でプロポーズも過去のお話。
現代は二人で選ぶ時代です。
プロポーズは、ダイヤモンドでプロポーズ。
素材を男性が選び、贈ったダイヤモンドに合わせて二人でデザインを決める。
これが最も人気でおすすめな方法です。
現代においても、未だに指輪でのプロポーズや婚約指輪の必要性や本来の意味について誤解されているケースが多いことに驚きます。
それくらい昔のテレビCMには影響力があったということなのでしょう。
決して先入観に縛られず、何が本来の目的で、どんな方法と形が二人にとって最適最上なのかを考えると良いでしょう。
そこに決まった1つの答えなどないのです。だからこそ現代においてまたダイヤモンドという選択肢が人気を集め、結果として婚約指輪の人気が再燃しているのです。
全くお二人に必要のないものであれば、贈らなければ良いのです。
贈りたいから贈る。その気持ちが嬉しいから身につける。憧れる。
それこそが本来のジュエリーの素晴らしさだと言えるでしょう。
結婚とは素晴らしいものです。そのスタートであるプロポーズや婚約は、本当に記念すべき日です。
そんな素晴らしい日を永遠に忘れないように、ぜひ素敵な婚約記念品を叶えて頂ければ幸いです。
ダイヤモンドプロポーズに関する記事はこちら>
「合わせてオススメしたい記事」
パーフェクトなプロポーズと完璧な指輪を叶える、ダイヤモンドプロポーズ>
究極のプロポーズプレゼント、EIKAのフラワージュエリー>
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。