プロポーズで指輪の代わりになるものとは?リングプロポーズを解説
プロポーズといえば「婚約指輪を渡して結婚を申し込む」というのが王道のパターン。このイメージを持つ方も多いですよね。
この指輪を渡すプロポーズを「リングプロポーズ」といいますが、多くの女性が求めるものとはいえ指輪を渡すには現実的に難しい側面があります。
今回はブライダルリングを取り扱う弊社の視点で「プロポーズで指輪の代わりになるもの」を解説します。また、どうしても指輪を求められるプロポーズでの解決策もご紹介するので、あわせて参考にしてみてください。
目次
プロポーズに指輪を渡す…起こる問題点とは?
プロポーズで渡す指輪とは「婚約指輪」です。結婚前の女性が付けるもので、主に男性が用意し女性に贈ります。
この形式をリングプロポーズと呼びますが、ジュエリーブランドから見ても実は「リングプロポーズは難しい」のが本音。なぜプロポーズの指輪には困難を感じるのか、問題点をまずはチェックしていきましょう。
婚約指輪の好み、サイズがわからない
SNSで見かけた女性の意見を見ると、
「プロポーズにもらった指輪のサイズが合わなかった」
「その場では受け取ったけれど、デザインが好みに合わずその後付けていない」
という声もありました。指輪のサイズが合わない、デザインが好みではないというだけでプロポーズそのものをお断りするケースは稀ですが、「ちょっぴり残念に感じる」のが本音といえそうです。
このサイズ違いとデザインの相違を防ぐためには、二人で店舗に直接見に行ったほうが良いでしょう。とはいえプロポーズはサプライズで準備したい!という男性側の意見もあり、すり合わせるのが難しい部分があります。
「お金かけすぎ」で指輪のグレードが下がってしまう
婚約指輪の相場とは約20万円。これは職業や年齢によってさまざまですが、女性に人気の婚約指輪ブランドの価格を見てもこのラインが平均といえそうです。
「給料の3か月分」までは必要ないといえるものの、プロポーズ後には結婚準備も始まるため「お金かけすぎ」が気になる方もいますよね。プロポーズのために旅行やレストラン、ホテルを予約するカップルも多く、演出と婚約指輪どちらにお金をかけるのかも悩みどころです。
もしプロポーズを早くすることを優先すると、予算の準備ができず指輪のグレードを下げることにもつながります。せっかくのプロポーズでの指輪。「お金がなかったから妥協する」というのはお相手に伝えないにしろ、男性にとっても納得できない部分かもしれませんね。
指輪を予約したけれどプロポーズに間に合わない
婚約指輪は店舗に行けば購入できるのではなく、サイズ調整や刻印、在庫状況によって数か月かかることもあります。
相手が望む婚約指輪があったとして、実際に購入してみると数か月待ち…。プロポーズのために予約したホテルなどを考えると間に合わない!というトラブルも珍しくありません。
プロポーズは結婚への思いがお互いに高まったときが望ましいため、婚約指輪を用意するのであれば早めに行動しましょう。店舗側からすると、「およそ3か月前には予約する」のがおすすめです。
相手が指輪を好まないことも
ここまでプロポーズの指輪を前提としてお伝えしましたが、実は婚約指輪を好まない方もいます。
「仕事上指輪を身につけられないから、違う形のアクセがいい」
「婚約指輪を付ける期間が短くてもったいない気がする」
「そもそも指輪のプレゼントがあまり好きじゃない…」
確かに指輪とプロポーズは王道の形式。とはいえ、誰しもが王道のプロポーズ方法を好むわけではない点に注意が必要です。
極端な例ですが、相手のことを考えない指輪を用意して振られてしまったというケースもあります。ジュエリーブランドでは「返金はできないか」という相談もゼロではないため、婚約指輪を用意するときは慎重に検討するようにしましょう。
関連記事:婚約指輪でプロポーズに失敗?失敗例から学ぶプロポーズ成功のコツ
【女性の本音】そもそもプロポーズに指輪は必要?
プロポーズに指輪を用意するのは確かにスタンダードで人気があります。とはいえ、実際には受け取る女性はどう感じているのでしょうか?
ここからは女性側の意見をご紹介します。
婚約指輪は必要?
さまざまなデータを収集するHonNeでは、婚約指輪に関するアンケートを実施しています。
婚約指輪を欲しいと思っていましたか?
- 欲しい…47%
- どちらでもよい…31%
- 欲しくない…20%
- わからない…2%
このアンケートによると、欲しいと思う女性は全体の半分、どちらでも良い・欲しくないという意見もありました。
やはり人それぞれなので、指輪が絶対にプロポーズに必要かというとそうではありません。どちらでもよいの意見には「婚約指輪でお金を使いすぎるなら、セーブして結婚資金にして欲しい」「結婚指輪もあるから婚約指輪はあってもなくてもいい」というものもありました。
婚約指輪を購入した?
婚約指輪を購入しましたか?
- 購入した…69%
- 購入しなかった…26%
- そのほか…5%
婚約指輪を実際に購入した新郎新婦は全体のおよそ7割。指輪そのものは購入している方がほとんどです。
一概にはいえませんが、「指輪を用意してくれたらもちろん嬉しい」というのが女性の本音かもしれません。ただ、無理をして用意する必要はなく、さらに「婚約指輪があればOK」というわけでもない点に注意が必要です。
プロポーズで指輪の代わりになるものとは?
プロポーズの指輪にはたくさんの問題点があります。そもそも、「サイズもデザインもわからない女性ものを選ぶことができない…」と諦めてしまう男性も多いでしょう。
そこで、プロポーズの記念の贈る「指輪の代わり」になるものを集めました。ブランドならではの視点で解説するので、参考にしてみましょう。
プロポーズリング
「プロポーズリング」とは、プロポーズのためだけに用意する指輪のことです。
- 好みの婚約指輪がわからなかった
- 婚約指輪の準備が間に合わなかった
- プロポーズの演出に予算を使ったので、のちに婚約指輪を用意したい
などの場合に活用されます。
プロポーズリングの価格は約1万円~。手軽に準備できる分、そのほかの旅行費や食費などにも使えるのがメリットです。
仮の指輪になるため、プロポーズ成功後は婚約指輪を二人で作りに行きます。相手の好みに沿った指輪が作れるのも嬉しいポイントです。
参考記事:プロポーズリングはダミーの指輪?流行中、不評なのか真実を解説
ダイヤモンドプロポーズ
ダイヤモンドプロポーズとは、指輪ではなく婚約指輪によく使われる「ダイヤモンド」そのものを渡すプロポーズのこと。プロポーズリングと違って、ダイヤモンドそのものの輝きをプレゼントできるメリットがあります。
また、先ほどもご紹介したように「指輪は嫌だ」という方もいますよね。ダイヤモンドプロポーズなら指輪以外のジュエリーにもできるため、相手の好みに合う失敗しないプロポーズが可能です。
EIKAでもダイヤモンドプロポーズをご提供しており、ダイヤモンドのグレードとこだわりの婚約指輪に加工できるサービスがあります。店舗だけでなくネットからもチェックできるため、気になる方はぜひ参考にしてください。
ネックレスなどのジュエリー
指輪の代わりになるのは、「ネックレス」「ピアス」「時計」なども選択肢に含まれます。
婚約指輪は厳密にいうと「婚約期間中に付けるもの」であり、結婚後も気軽に使いたいという方からはネックレスも人気です。仕事上指輪ができない方や、いつも身につけておきたいという方にとっても他ジュエリーは便利です。
ネット上では「指輪の代わりとして妥協されているように感じる」という意見もありますが、ネックレスなどに代わったとしても相場は約20万円と変わりません。結婚後も結婚指輪と組み合わせたり、ウェディングドレスに合わせたりと活躍する場面が多いのも特徴といえるでしょう。
プロポーズに渡す指輪の選び方
指輪の代わりもあるけれど、それでも「婚約指輪」を渡したい。そんな方にはおすすめの選び方があります。
ここからは指輪のリサーチの方法と選び方をチェックしていきましょう。
相手の好みを徹底的にリサーチする
プロポーズでの指輪の失敗を防ぐには、相手の好みをしっかり知る必要があります。サプライズ感がなくなってしまうかもしれませんが、多少バレバレでも覚悟して調べてみましょう!
まずは、今お相手が持っている指輪を確認します。サイズでの間違いを防ぎたいなら、プロポーズではない機会に「指輪をプレゼントしたいんだけど…」と相談してみても良いかもしれませんね。そのとき選んだブランドや指輪のデザインの傾向などを考えると、婚約指輪も選びやすくなるでしょう。
プロポーズ場所に応じて選ぶ
プロポーズの場所によっては、正式な婚約指輪よりもダイヤモンドやプロポーズリングが適していることがあります。
例えば海外旅行先では、紛失の可能性もあるためプロポーズリングが良いかもしれません。ダイヤモンドプロポーズは指輪よりもスマートな印象があるため、ゆっくりプロポーズできるかどうかが難しいテーマパークでのプロポーズなどに向いています。
プロポーズ後にカスタマイズ自由なものを選ぶ
最後はとても重要な「プロポーズ後に変更できるか」という点。ほとんどのブランドではサイズ変更が可能ですが、デザインそのものにもカスタマイズできるサービスだと、お相手の好みに寄り添えるでしょう。
プロポーズ成功後に指輪を選ぶのは、二人での楽しいひとときにもなります。「自分が婚約指輪を用意しないと!」と思う気持ちはとても素敵です。ただ、その後に二人で指輪を見に行く楽しみも増えるため、今一度指輪選びにこだわってみても良いかもしれません。
プロポーズの指輪の代わり、大切なのは「相手を思う気持ち」
プロポーズの指輪には、代わりとなるものがいくつかあります。婚約指輪の準備は男性にとってかなり難しいもの。高価な指輪でもあるため、事前のリサーチは徹底しておくことをおすすめします。
最も大切なのは、プロポーズを申し込むお相手の気持ちです。「どうやったら喜んでもらえるかな?」という気持ちを基本に、二人だけのプロポーズを見つけてみてくださいね。
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