婚約指輪って着けるの最初だけというイメージは、大きな勘違い
筆者は、婚約指輪や結婚指輪などのブライダルジュエリーをメインにご提案をさせて頂いて、すでに10年以上経過しますが、時折誤解されたイメージをお持ちのお客様から、こんなご相談を頂くことがあります。
それは、「婚約指輪って婚約だから着けるのは最初だけなのはもったいないから、良い手段はないか」。や「婚約指輪贈ってもどうせ最初だけで身につけなくなってしまうでしょう?」という内容のもの。
これ、実は大きな勘違いです。正確には、誤った選び方や提供方法、サービスの不足などの多数の要因が絡まって、そういう事例が生まれてしまい、勘違いのきっかけとなるイメージがついてしまった。
というのが実際のところでもあります。しかししっかりと正しく選び、手配すれば、婚約指輪は永遠に活用し続けられる、最高のジュエリーなんですね。
今回はその理由や正しい方法、向き合い方についてご紹介しましょう。
婚約期間中の指輪ではありません。
婚約指輪は名称から時々誤解されますが、婚約期間中の指輪ではありません。
婚約記念品として贈られる、価値の高いダイヤモンドリングです。
二人が結婚することをお互いに了承したタイミングが婚約。婚約は結婚における本当の始まりの一歩でもあります。
そんな生涯の中でも特別な出来事を記念して贈りものを贈るのは自然な流れですが、永遠の愛を誓うにあたって永遠の象徴であるダイヤモンドジュエリーを贈るというのが実際です。
ややこしいのですが、そもそも婚約指輪という商品ではなく、婚約記念品にふさわしい価値をもったダイヤモンドリング。なんですね。
なので婚約期間中のための指輪ではなく、生涯の宝物、後世へと受け継いでいくこともできる宝物であり、それを身に着けて保有して、様々な方法で活用し続けることができます。
婚約期間中のためだけなのになんで、高価な指輪を??と疑問をお持ちの場合は、そもそも前提が違って参ります。
結婚指輪があるのに??
また結婚指輪と婚約指輪を混同してしまうケースも時々ありますが、これも誤った認識です。
結婚指輪は贈り物ではなく、あくまで二人用のペアリングです。結婚指輪は二人で選ぶことが原則ですし、二人で予算を折半することも少なくありません。あくまで二人で購入する指輪であり、目的もジュエリーとしての装飾品、価値を保有するものでもなく、結婚の証の表現です。
婚約指輪は、相手への贈り物です。
誕生日やクリスマスにプレゼントがあるのと、基本同じ。
イベントにはその素敵な思い出と気持ちを可視化する物が必需品であり、物があるからこそよりその想いを感じ続けることができます。
なので別に婚約指輪は指輪でなくても大丈夫です。ネックレスでもブレスレットでもいいです。絶対にジュエリーでなくてはならないルールもありません。
しかし必ず何らかのジュエリーで選びましょう。理由は後述しますが、ジュエリー以上に婚約のプレゼントとして最適で最上な選択肢はないからです。
なお結婚指輪購入後は、婚約指輪とは重ね付けできますので、その点も心配は不要です。
すぐ身につけなくなる??
婚約指輪はどうせすぐ身につけなくなるから勿体無い。これも誤解です。
そもそも婚約指輪は身につける頻度=費用対効果とはなりません。
普段使いする靴ではなく、特別な時の靴や時計と一緒です。
これらはたくさんは必要ないけれど、1つは持っておきたいですよね。それに持っていること、所有している事自体に一定の価値もあります。
毎日身に着けられないから婚約指輪は不要というのは論点がずれてしまっているんですね。
また身につけなくなる。という出来事があるとしたら、それは愛情が湧いていない婚約指輪だからです。
指輪でプロポーズをしてしまって、相手にとって理想のデザインを叶えていなかったりといったケースで起こりがちです。物に罪はなく、その人が愛情を持っているか持っていないかで決まるものなんですね。
実際に筆者がよくご相談いただくのもこれです。
彼からもらった婚約指輪のデザインが好みでなくて、あまり使えていなかったから、時間も過ぎたしリメイク(リフォーム)したい。というもの。理想のデザインを叶えたあとは、使用頻度もどんどん高まります。
これまではあまり指輪を着けていなかった方でも、婚約指輪をきっかけにして身につける方は多いものです。そういった意味でも素晴らしい素敵な機会を贈ることができます。
だからこそ肝心なのは、婚約指輪の必要性ではなく、相手にとって素晴らしい物とは、理想のデザインとは何か。という概念になるでしょう。
プロポーズ段階は、まずダイヤモンドプロポーズから行えば、選択肢を残し、サプライズも理想のジュエリーも叶えられますね。
飽きてしまったら終わり?
婚約指輪、最初は嬉しいかもしれないけれど、一生物といったってどうせ飽きてしまうだろうし、そうしたらタンスの肥やしになって終わりでしょう?
というご相談も誤解です。
ジュエリーの素晴らしさは、リメイク(リフォーム)できることにあるからです。これは偽物の宝石や、貴金属では絶対にできません。ここがジュエリー最大の素晴らしさでもあります。
婚約指輪も含め、ジュエリーというのは貴金属と宝石というずっと再活用、再精錬し続けることができ、価値が劣化することも、中古の概念もない唯一無二のアイテムなんです。
当然ですが婚約指輪に使用されるプラチナやゴールドは何回だって溶かして再精錬できます。ダイヤモンドなどの宝石は故意に壊したりしなければ、劣化することは永久にありません。
このジュエリーが持つ稀有な特性を活かし、主役の宝石をベースにしてデザインを変え続けることができます。これをジュエリーのリメイク・リフォームと呼びます。日本では一般的ではありませんでしたが、この概念があってのジュエリーの価値です。
恩恵はそれだけではありません、費用面にも及びます。
ジュエリーの素材は全て再活用できるため、リメイクやリフォームは格安に行うことが可能。
例えばジュエリーのリメイクサービスをブランドオフィシャルとしては世界で初めて提供しているEIKAでは、初回購入はエンゲージメントリングで20万円台から。そしてリメイクは、2万円台から行うことができ、なんと価格は1/10で叶え続けることができてしまいます。
リングから異なるデザインのリングへ。ネックレスへ、ブレスレットへ、ときにもベビージュエリーにしてみたり。
婚約指輪などのジュエリーに、飽きる。という概念は存在しません。
ジュエリーだからこそ最上級の活用性を婚約指輪として叶えることができます。
これが前述した、婚約記念品やプロポーズプレゼントとしてジュエリーや婚約指輪以外の選択肢は基本ありえないと明言できる理由です。
婚約指輪は、生涯、そして永遠に物語を紡ぎ続け、活用し、愛し続けることができるこの地球上で最高の記念品の1つでもあります。
ぜひ先入観を捨て去り、素晴らしい活用方法をお選び頂き、理想の婚約指輪やストーリーを叶えて頂ければ幸いです。
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