婚約指輪のダイヤ、エクセレントカットである絶対的必要性はない
婚約指輪(エンゲージリング)は、ダイヤモンド選びと良く言われます。婚約指輪はダイヤモンドという宝石が主役のジュエリーだからです。
ダイヤモンドには4Cと呼ばれる世界共通のグレーティングシステムがあり、その価値は規格化されています。
4C、4つの指標の中でも重要視されるのが、CUT(カット)という研磨の状態について。
日本の宝石店では、カット最上位のクラスであるエクセレントカットで打ち出しているケースが非常に多いわけですが、必ずしもエクセレントカットである必要性はありません。
目次
VERY GOODから検討すべき
結論から申し上げますと、ダイヤモンドのカットは、VERY GOOD(とても良い)から検討すべきです。
ダイヤモンドのカット指標は下記の通りです。
非常に明確ですが、良質なダイヤモンドのカットとされるのは、GOODから。
しかし4Cの中でもカットだけは人工的な部分に関わる指標のため、GOODは物足りなさを感じられます。GOOD=普通という概念になるからです。
つまりカットはVERY GOODから。
特に婚約指輪は宝物となるダイヤモンドリングですから、主役たるダイヤモンドも優れていることが大切。
そうなると、VERY GOODからが選択肢となります。逆に言ってしまえば、VERY GOODでも十分すぎる選択肢なわけですね。
EXCELLENTとほとんど区別はつかない
実際に婚約指輪のダイヤモンドが、エクセレントカットでも、ベリーグッドでも、肉眼における差異はほとんどありません。
1カラット級になってくると判別ができるようになりますが、婚約指輪の平均でもある0.3カラットあたりであれば、その差はほとんどありません。
あくまで顕微鏡で拡大して鑑定した結果となります。
もちろんエクセレントカットにこだわるのも素敵ではあります。
しかし肉眼で判別できない価値に予算を上げるよりも、VERY GOODからを選択肢にして、カラットを上げた方が、費用対効果は高まります。
婚約指輪はデザインなどによっても費用が大きく変動する傾向にありますから、VERY GOODから選択肢に入れることで、より優れた選択肢が生まれるようになるわけですね。
また特に日本のブライダルリング専門店では、ハートアンドキューピッドと呼ばれる、特殊なスコープで眺めるとハートとアローが浮き出てくるカットのものをおすすめしています。
正直肉眼では見えないので、基本的に意味はありません。オプションであればくらいな選択肢で検討しておけば良いでしょう。
EIKAの婚約指輪では、ご要望に合わせてハートアンドキューピッドでの提供も可能です。特に追加費用もかかりません。
エクセレントがなぜ台頭??
では日本の婚約指輪市場において、なぜエクセレントカットばかりがフォーカスされるようになったのでしょうか。
それは日本にブランド力のあるジュエリーブランドが少ないからです。元々ジュエリーは欧米文化なので、差別化を図ることが難しかったのもあります。
そこでダイヤモンドはエクセレントで、ハートアンドキューピッドでといった広告の打ち出しが顕著になったことが、大きな背景と要因と言えるでしょう。
エクセレントカットだから。
ハートアンドキューピッドだから。
といった謳い文句で、単価アップや成約率も上げやすいと考えたことにも起因します。
しかし、ちゃんとした選択肢の知識を実装しておけば、本質的に何が最適なのかを選びやすいのが、婚約指輪とダイヤモンドです。
ぜひ本記事を参考に、それぞれに合ったダイヤモンド選び、婚約指輪選びを叶えて頂ければ幸いです。
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