婚約指輪のブランド選びを徹底解説
婚約指輪には世界中に無数のブランドがあります。 プロポーズや婚約指輪選びでまず迷ってしまうのが、どのようなブランドにするかです。
婚約指輪のブランド=ジュエリーブランドという形になりますが、それぞれのブランド毎に特徴があったり、方向性が存在しているため、大切なのはご自身の目的にあった婚約指輪のブランドを選ぶことです。
今回の記事では婚約指輪のブランド選びについて徹底解説します。
目次
婚約指輪のブランドとは?
婚約指輪のブランドとはどのようなものなのでしょうか。
そもそもの前提として、婚約指輪そのものにおけるブランドという概念は存在しません。
婚約指輪とはジュエリー(宝飾品)ですので、ジュエリーブランドという概念になります。
ジュエリーと謳ってはいても基本的にカジュアルなアクセサリーを主とするアクセサリーブランドも基本的に除外されます。
婚約指輪とは価値の高い宝飾品。ダイヤモンドなど価値の高い宝石をまとった、正真正銘のジュエリーであり、婚約指輪選びとはジュエリー選びなわけです。
優れたジュエリーブランドで選ぶこと。自分のご予算やイメージ・ライフスタイルに合わせて最適なジュエリーブランド選ぶことが大切です。
2つの方向性
ではジュエリーブランドにはどのようなブランドがあるのでしょうか。
無数に存在します。 国内だけでも数え切れないジュエリーブランドが存在しており、外資系(海外)ブランドも合わせればとんでもない数になります。
しかし2つの方向性があります。
それは「ハイブランド(ラグジュアリーブランド・超高級志向)」のブランドか、「それ以外のブランド」という区別ができます。
前者のハイブランドとは世界的に認知度があり、10人に聞けば10人がご存知のようなブランドです。
こういったハイブランドは非常に高級志向であり、メインの顧客層は超富裕層を相手にしています。
価格は一般ブランドの数倍以上が最低でも相場となります。
逆にそれ以外のブランドは幅広い概念になるため一概には言えませんが、それぞれ特徴を打ち出しているブランドが多いため、認知度とそれに対する対価を支払うことにメリットを感じない場合などはハイブランドを除外した検討がおすすめとなるわけです。
そもそも宝石がブランド物であるという事
ハイブランド(ラグジュアリーブランド)などを含め、世の中には多種多様な婚約指輪ブランドが存在していますが、1つだけ前提としてご紹介しておかなくてはならないことがあります。
それはジュエリーとはそもそも宝石自体がブランド物ということです。この点を多くの方が誤解しています。
婚約指輪であればほとんどの場合、ダイヤモンドが主役の指輪であることが前提となるわけで、ダイヤモンド以外はプラチナやゴールドなどの貴金属で構成されています。
ダイヤモンドなどの宝石は世界共通でその価値やクラス基準が定められているわけですから、そもそも宝石自体がブランドなんです。
もちろんプラチナやゴールドも同様です。貴金属や宝石はどこにいっても買取をしてくれますよね?それは宝石や貴金属の価値が保証されているからなんです。
ファッションであれば繊維には価値はありませんが、ブランド物であれば高く買い取ってくれます。買取業者も転売がしやすいからです。
ブランドとはその商品の価値が時を超えて保持できるかどうか。それが保証されているかどうか。という概念が大きなポイントとなるわけです。
高級志向のブランドであればより高い価値を持つ宝石をセレクトしていて、安価志向のブランドや最近流行りの最適価格的なブランドであれば比較的安価な宝石からセレクトしています。
つまり宝石という大きなブランドの元で、どのようにビジネスを行っているかがジュエリーにおける大きなブランド概念の一部となっているわけですね。
ハイブランド系で提案されたダイヤモンドクラスと同様のクラスのものや贅沢なデザインも、ネットや一般宝石店であればより安価に購入することはできます。
大切なのは自分の価値観、相手の価値観、ライフスタイルや婚約指輪を購入して得る目的に対してどのような方向性を持つか。が重要です。 これはその人次第です。
より安価に最適価格で済ませたい方もいらっしゃれば、10人が聞けば10人が分かるブランド名をまとった物で高価な婚約指輪を贈りたいという方もいらっしゃいます。
ダイヤモンドというブランドを大切にするのか。さらにそれを手配・製作・提供するジュエリーブランドをさらに重要視するのか。
宝石というブランドを前提として適切な方向性を考えるようにしましょう。
どれが正解ということはなく、どれを選択するかが重要なポイントです。
時代はオーダーメイドジュエリー
以前まではブランド物で量産型のジュエリーが主流でした。
そしてファッションにおけるオートクチュールやオーダーメイドスーツのように、ジュエリーのオーダーメイドは限られた方へ提供されていたサービスでした。
しかし現代においてはファッションやスーツもオーダーメイドの時代へと突入し、誰もがお金があれば購入できるものではなく、自分のために作られたアイデンティティを大切にするようになっています。
多くのセレブリティと呼ばれる著名人も最近ではオーダーメイドジュエリーでの婚約指輪や結婚指輪を選ばれていますね。
コレクション概念はあっても、その指輪が元々あって量産された一部(既製品)なのか、自分のために職人やデザイナーが素材から作られたのか。
これはいかなるブランドの知名度や認知度よりも上回る優れたイメージとアイデンティティを持つことと等しい概念になります。
ハイブランド(ラグジュアリーブランド)のコレクションで起こりやすいのが、クラス戦争。
やはり知名度の高いリングは保有している人も多いため、同じブランドだった場合に差別化できるのは新しいコレクションか、より高いクラスのコレクションかというポイントになりやすいです。
常に最上位で最新のコレクションを購入できる資産がある顧客層を主としているハイブランドにおいては、このように本来行われるべきではない差別化がおこってしまうわけです。
しかしオーダーメイドジュエリーであれば、新しさやクラスは比較的重要ではありません。
自分達が選んだものを自分達のために作ってもらったリング。これに勝るジュエリーはないと言えるでしょう。
これらの背景から、昨今では年収帯や国に関わらず、オーダーメイドジュエリーが非常に人気となった訳です。
ブランドの世界の一部になる
筆者はハイブランド(ラグジュアリーブランド)での購入をおすすめしていない訳ではありません。
高級ブランドの商品を持つということは、そのブランドの顧客となるということです。
各ブランドによって様々な世界やイメージが打ち出されており、その世界観に賛同してその一部となりたいのであれば、そのブランドの顧客となることが最短のルートです。
昔から憧れていたブランド、世界観に賛同するブランド(ファンであるブランド)からであれば多少価格が上がったとしても購入するメリットは十分にあると思います。
しかしそれが婚約指輪からのスタートである必要性はないですし、結婚指輪やファッションジュエリーなどでも良いわけです。
視野は広く選ばれると、より素敵な婚約指輪ブランド選びができますね。
婚約指輪は一生物のリングですから、後悔さえしないようにすれば良いわけです。
ブランドという概念にとらわれず、最適な商品を選ぶ
ここまでで婚約指輪のブランドに対する概念は一通りご紹介しました。
婚約指輪は愛する人へ贈る最上の指輪です。大切なのはブランドにとらわれずに、自分自身とお相手の方が心から満足し、喜び、生涯持ち続けたいと思える指輪で選ぶことです。
その上で、価格勝負になることは最も避けたい部分です。 ご自身の環境や年収帯、価値観と相手の価値観などを総合的に判断し、最適な価格で最上の指輪を選ぶことが大切です。
せっかく指輪選びに行っても、価格ばかりがポイントになって選ぶのでは楽しくありません。
婚約指輪ブランドは、オーダーメイドで最適な価格とより優れたサービスが提供される場所からまずは考えると良いですね。
ブランド選びのチェックポイント
最後になりますが、どのような方向性にされるかによっては当てはまらない部分もあるかと思いますが、婚約指輪のブランド選びにおけるチェックポイントをご紹介しておきます。
POINT1 ダイヤモンドは無色透明で美しいカットが施されている石のみで取扱をしているか。
POINT2 ダイヤモンドに対して鑑定機関が発行する鑑定書が付けられているか。
POINT3 婚約指輪の材質は、プラチナ純度900以上か。ゴールドであれば純度75%以上か(K18)。 それがちゃんと刻印されているか。
POINT4 オーダーメイドで1点ずつ製作されるものか。
POINT5 アフターサービスやフォローはしっかりとされているか。 その窓口がオンラインでも明記されているか。
POINT6 顧客のために、様々なクラスなど選択肢を用意されているか。
上記が基本備わっていれば、十分なブランドです。 予算感に関わらず安心して検討して良いでしょう。
今の時代はオンラインで上記のようなポイントは必ず知ることができます。 逆に明記されていなければ検討から除外しましょう。
婚約指輪は高ければ正解というわけではありません。総合的な判断が大切です。
ぜひ皆様が素敵な婚約指輪やブランドと出会えることを、心より願っております。
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