プリザーブドフラワーは機内持ち込みできる?できない?
日本で友人や家族などゲストを迎えて結婚式を行うカップルは多いですが、それとは別に、新婚旅行を兼ねて2人だけの結婚式を挙げたりフォトウェディングを楽しんだりと海外ウェディングとしても幅広い選択肢の中からカップルに最適なプランを楽しめる様になりました。
実は、海外旅行先で使うために日本で用意したフラワーギフトを機内持ち込みする事もあるかと思いますが、この際に思わぬトラブルに巻き込まれる事があることをご存知でしょうか?こちらでは、プリザーブドフラワーの機内持ち込みについて、ご紹介したいと思います。
目次
プリザーブドフラワーってどんな花?
時間の経過と共に劣化してしまう生花を、枯れないよう特殊な加工を施し、美しい状態のまま長期保存を可能にしたお花のことをプリザーブドフラワーと呼びます。
美しく咲いた花を収穫しそこへ特殊な溶液を用いて脱水・染色・乾燥等の複雑な工程によって製作され、この複雑な工程があるからこそ、収穫した時の美しいフォルムや花びらの質感・柔らかさを長期間飾ったりして楽しめるようになりました。
プリザーブドフラワーは工程の中に染色をされるため、花の色は大変色鮮やかで、豊富なカラーバリエーションの中から彼女の好きな色やイメージに合わせて選ぶことができるのも大変魅力的な部分となります。
また生花と比べて手間がかかっている分、価格はやや高くなります。そして特殊な加工をほどこしたお花のため、お花屋さんよりもオンラインで販売されている場合がほとんどなので、ある程度購入時期にはゆとりを持った方がよいでしょう。
プリザーブドフラワーについてさらにこだわってみたい方はこちらの記事もチェックしてみてくださいね。
プリザーブドフラワーは機内持ち込みOKなの?
さてここからが本題となります。
まず、日本から海外に植物などを持ち込む場合には、前提として相手国や地域の法律に従う必要があるということを理解しておきましょう。
基本的に、自国の植物などに被害をもたらす海外植物の侵入を未然に防ぐために、基本的に根や泥が付着した植物や種子のある植物の持ち込みを禁止している国が多く、お花において言うと切り花の場合は無条件で持ち込みOKとしている国なんかもあるようです。
プリザーブドフラワーにおいて言えば、こちらは加工された花であるため(生花ではない)全日空や日本空港でも機内持ち込みに関する制限にプリザーブドフラワーは含まれていない様です。
しかし、出国時にはプリザーブドフラワーを機内持ち込みしても問題がなくても入国(相手国)時の際、植物検疫に輸入禁止品にみなされてしまうというトラブルになる可能性もゼロではありませんので、プリザーブドフラワーを海外に持ち込む場合においては、必ず事前に入国する国の植物防疫所などに問い合わせをする様にしましょう。
入国時に起こってしまう検疫トラブル
入国時の検疫トラブルが起こってしまう理由に、プリザーブドフラワーの見た目が生花に限りなく近いことから、花に病害虫などが付着していることを疑われてしまうことが挙げられます。
他国の病害虫が侵入・蔓延することを防ぐことを目的に世界各国で実施されている検疫において生花と間違われてしまった場合、現地の検疫官の方に伝わる言葉でプリザーブドフラワーの説明をする必要がありますから、いつ聞かれてもいい様に準備しておく様にしましょう。
ただ、オーストラリアのように動植物に関する持ち込みや輸入に対する規制が大変厳しい国では、例え植物の加工品であっても、持ち込みのハードルはかなり高いと考えておく方が安心です。
ちなみに余談ですがドライフラワー類については、許可されてる植物に関しての持ち込み可ですが、バイオセキュリティ輸入条件データベース(BICON)にて事前に検索し、使用されている植物の名称(英語名または学名)をリスト化し、持参する必要があります。
もし、持ち込んだ植物を特定できない場合には破棄処分されたり、高額な費用を支払って日本に送り返すことになり兼ねないだけでなく、検疫官によっても持ち込めるかどうかの判断が異なる場合がありますので、ある程度の覚悟を持って持ち込む必要はありそうですね。
サイズにも注意を
プリザーブドフラワーは加工されているとはいえ、湿気や乾燥はもちろん急激な温度変化のある場所で長期間置いておけるほど丈夫なものではありません。(元々は生花ですから当然のことですね。)
とても繊細なフラワーギフトですから、荷物としてキャリーケースにいれてそのまま預けるには破損や劣化のリスクが高すぎるためオススメできる方法ではありません。
だからこその機内持ち込みを検討されているかとは思うのですが、ご存知の通り機内持ち込みできる荷物には制限がありますから、あまりに大きすぎるプレゼントだと機内持ち込みできなくなるので、プリザーブドフラワーを購入する前にサイズ感は確認をしておくようにしましょうね。
プリザーブドフラワーだと伝えられるように準備をしましょう
ハワイ、グアム、バリなどの海外ウェディングの人気エリアでは、プリザーブドフラワーのブーケやギフト類は、使用目的が一目見てわかるので、実際には何の質問もされない場合がほとんどのようです。
しかし、万が一にも入国審査で質問をされた場合のことを考えて、その国の言葉で「これはプリザーブドフラワーというもので、プロポーズで彼女に渡すために用意したプレゼントです」と伝えられるように準備をしておく事と、そもそも持ち込みできるかについて「植物の輸出検疫相談窓口」または各国の大使館にお問い合わせをしてみるなど、事前準備はしっかりしておく事でよりスムーズにプリザーブドフラワーを持ち込むことができるかと思います。
最近では、海外旅行においてもオプションとして生花のブーケなどを用意してくれるケースもある様ですが、国によっては日本では比較的簡単に準備できる花が用意できなかったり、当日までどんなお花が届くか分からないというケースも少なからずあるため、枯れる心配などがないプリザーブドフラワーを持ち込みできるとより安心して特別な1日を迎えることができるのではないでしょうか。
余談ではありますが、プロポーズにおいてお花と同じくらい人気なプレゼントに婚約指輪というものがありますが、このアイテムでのプロポーズは実はお勧めできない方法であることはご存知でしょうか。
前提として、プロポーズの贈り物として婚約指輪を選んでいる方は圧倒的に多いのですが、婚約指輪を渡すまでにアプローチに変化が生じているのです。
それは、指輪ではプロポーズしないという事。
相手のサイズやデザインが分からないという、指輪を選ぶ上での肝となる部分がつける相手の趣味嗜好などによって大きく影響されるため定番人気のデザインで平均サイズで婚約指輪を選んだとしても、例えばサイズが大きすぎるや小さくて入らないなど、100%喜んでもらえるかどうかは、相手が身につけるまで分からない事が変化の理由として挙げられます。
婚約指輪にとって大切なのは、指輪という形ではなくダイヤモンドという価値ある宝石を贈ることに大きな意味を持ち、婚約指輪という製品でプロポーズするよりも、ダイヤモンドという素材でプロポーズする、「ダイヤモンドプロポーズ」を行うことで男性にとってはサイズやデザインなどで失敗するリスクを最小限に減らし、女性にとっては理想の婚約指輪を叶えられるという、二人にとって嬉しい婚約記念品として長く愛用してもらえる様になるはずです。
海外でダイヤモンドプロポーズを行い、帰国後そのダイヤモンドを婚約指輪にオーダーメイド。
そして完成した婚約指輪を改めて彼女にプレゼントする事ができれば一度のプレゼン度で二度三度楽しめそうです。
ダイヤモンドプロポーズの詳細についてはこちらの記事もよければご覧ください。
プリザーブドフラワーであれば枯れることがありませんから、事前にプロポーズなどにぴったりな花を確実に準備しておくことも可能になりますし、帰国後もそのプリザーブドフラワーを飾って楽しみ続けることもできます。
一生に一度の海外ウェディングだからこそ、事前準備を万全にして最高の瞬間を叶えましょうね。
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