プロポーズにサプライズ演出は必要なのか、リアルに考察してみた
プロポーズといえばサプライズな演出がイメージされますが、実際にサプライズな演出は必要なのでしょうか。サプライズ演出の必要性についてプロポーズのプロが考察し、解説します。
目次
サプライズは前提。だけど、ドラマや映画の世界は違う。
まずプロポーズ=サプライズが前提となります。プロポーズは英語で、PROPOSAL(提案する)という言葉の通り、結婚の提案をするイベントのこと。
そして結婚の提案は男性が主導していくことが理想的なので、プロポーズは男性が行い、そして結婚の提案は愛の告白なので、そのイベントは彼女にばれずに行うことで、より提案の効果が上がるというものになります。
プロポーズという愛の告白は、そのもの自体がサプライズなのです。例えば彼女に告白するときも、今から告白するぞ〜と言ってから告白はしませんよね。
お互いに好意は感じていることを認識していても、告白はサプライズな出来事であり、プロポーズも同じことがいえます。
そんなサプライズは、つい派手な演出がイメージされやすいですが、そもそもドラマや映画の世界と現実の世界は、根本的に異なります。
例えば弁護士のドラマがあって、現実の弁護士さんの仕事ぶりやライフスタイルと同じかといえば、全く違います。プロポーズも同じことが言えるかと思います。
プロポーズのイメージって、多くの方がドラマや映画、ロマンチックな広告から影響されているものが大きいですよね。指輪の箱をパカっと開いたり、とてもサプライズな演出でプロポーズがされたり、バラの花束でプロポーズしてみたり。
多くの方法はそういったドラマや映画等のシーンから影響され、着想を得て行われているものです。
ですから、プロポーズと聞いて多くの方がそのようなサプライズ演出をイメージするのも無理はありません。
それにそれは決して間違っているとも言えません。なぜならお相手の女性の方も同じイメージの影響を受けているからです。また、その行為自体は素敵ですからね。
しかし実際にはドラマや映画の世界のプロポーズと現実では違いがあります。もっとシンプルにプロポーズされる方が多いですし、過度な演出は自己満足に感じられてしまうケースも多いから。
映画に出てくるような主人公が行うのはよくても、現実の男性からされてしまうと引いてしまうという意見は少なくありません。それにそれらはあくまでイメージであって、実際のプロポーズには適していない方法であることも多いです。コンセプトカーが公道は走れないのと同じです。
映えるサプライズを優先する必要はない
最近ではほとんどのヒトのライフスタイルにSNSが普及しています。
FACEBOOKにINSTAGRAM(インスタグラム)等によって人生における様々な事を世界中のヒトと共有することができるようになりました。
その一方でインスタ映えという言葉も流行っているように、実際におこった事や感じたことではなく、投稿のために行動をするパターンも多くなりました。プロポーズも同様で、SNSに映える、いいね!がつくようなインパクトのあるサプライズプロポーズが目的になってしまっているケースも多くあります。
プロポーズで大切なのはとにかく自分の心を伝えて、相手がその心を受け止めること。そして相手がとにかくその心に触れて感激してもらえることです。
しかしSNSでの投稿や相手を優先にしていないサプライズなプロポーズ演出を行ってしまうと、失敗しやすいです。映えても、相手には伝わらなかったり、相手には嬉しい方法でなかったりするからです。
成功はしても、相手からは不快感に思われているプロポーズも多くあることを知っておきましょう。本来SNSの投稿というのは実際に起こったこと、感じたことを結果論として友人などと共有するためのもの。
そういった活用方法であれば素敵ですが、せっかく行ってくれたサプライズプロポーズ演出が自分のSNSのためのものだったと感じられたら、台無しです。
SNSで映えるサプライズ演出でらう必要性はありませんので、いかに相手に素敵に感じられるプロポーズにするかが大切。それにそれらは結果として映えるものになっているはずですよね。
過度なサプライズ演出=自己満足になりやすい
少し前までフラッシュモブというサプライズ演出が流行していました。これもまたSNSなどの力によって拡散された方法でもあります。
しかし実際にフラッシュモブをされて嬉しい女性は多くはありません。なぜならプロポーズにおいて過度な演出になればなるほど、自己満足的なプロポーズ演出になりやすいからです。恥ずかしがり屋な彼女であれば、気持ちどころではなくなります結婚記念日や結婚式の余興などであれば、むしろ過度な演出でも面白いです。
しかしプロポーズはまだ二人の合意が得られていない瞬間。とにかく演出を過度にサプライズを優先的にプロポーズをするということは、相手の気持ちを考えていないことと一緒です。少なくとも相手にはそう伝わりやすいものです。
成功したら確かに素敵ですが、やはりプロポーズはなるべくシンプルな演出であった方が良いと思います。
無理に演出する必要性はない
プロポーズにおいて背伸びしすぎる必要性はありません。普段の貴方で貴方らしいプロポーズが素敵です。プロポーズの目的は、結婚してください。という相手への提案に対して、YES!(はい)の返事をもらうこと。
相手にも自分と結婚したいという気持ちをしっかりと表現してもらうことでもあります。そのきっかけを与えるのがプロポーズなのです。無理をしてプロポーズのサプライズ演出ばかりを考えるよりも、とにかく自分の素直な気持ちを伝えることを大切にしましょう。
実は多い、自宅プロポーズ
最近は自然体で生きることが重要視される世の中になりました。
プロポーズといえば何かロマンチックな場所で行うイメージがあるかと思いますが、人気を集めはじめているのが自宅プロポーズ。
彼の家、彼女の家、二人の家、とにかく自宅でプロポーズをするという方法です。理由は明確です。自宅だとサプライズがしやすいという点(プロポーズすることがばれずらい)と、リラックスできるという点です。
またプライベートな場所でのプロポーズのため、相手も周りの視線を気にせずに済みます。実は自宅ってサプライズに適した場所なんですよね。
もちろん女性によっては自宅でのプロポーズはNGの場合もありますが、特にそういったイメージがなければ問題はないでしょう。
プロポーズそのものが演出
冒頭でもお伝えしましたが、プロポーズの演出というよりも、プロポーズはそれ自体がサプライズ演出なのです。
つまり相手にばれずにプロポーズをすること。それがもう十分な演出なんですね。あとはお二人のライフスタイルに合わせて要素を付加すれば良いだけです。
普段から記念日や誕生日などを特別に御祝いする文化のあるカップルであれば、ロマンチックなレストランなどでもサプライズはしやすいです。
普段からその文化がなければ、サプライズはしづらいですね。また旅行が好きなカップルであれば、旅行先のプロポーズも良い演出です。
こういった形でとにかくライフスタイルに合わせてプロポーズの演出に幅を膨らませていくことが大切です。そうすることで最適なプロポーズの演出を計画することができるようになります。決して先入観で行動してはいけません。
ダイヤモンドという神器を活用する
筆者は年間300件以上のプロポーズをコーディネートしていますが、多くの方が色んなことを考えすぎている傾向に感じます。
もちろん特別なイベントなので、それ自体は素敵なことです。しかしプロポーズのサプライズな演出、場所、プレゼントやケーキ、花束など余りにも要素が多い傾向にあります。
先程もご紹介したとおり、相手にばれずにプロポーズする、あとはプレゼント1つがあれば基本形は十分です。むしろ多くの方がプレゼントを活用することを忘れてしまっています。婚約指輪に花束になど複数で検討する必要もありません。
そもそも婚約指輪自体、サイズや好みのデザインなど選ぶことが不可能な要素だらけなのに、さらに色々な要素が増えれば良い結果にはなりません。
ですから筆者は必ず下記の方法をご紹介します。これが最も優秀かつ唯一無二な選択肢だからです。
- プロポーズすることをサプライズに。
- そしてプロポーズではダイヤモンドをプレゼントする。
- プロポーズ後に二人で指輪のデザインを選ぶ、決める、作る。
この3ステップです。
今どんどんと人気を集めるダイヤモンドプロポーズという方法です。
プロポーズプレゼント自体が演出という役割を持ちながらも、確実に喜ばれる婚約指輪を叶えることができます。
プロポーズにおいてダイヤモンドはまさに唯一の神器です。ダイヤモンドプロポーズによって、サイズや好みのデザインなど気にせずに済みます。指輪から離れているどころか、素材をプレゼントして後からデザインを選べるという二度嬉しいサプライズまで付きます。
時々ダイヤモンドから二人で選ぶ方法も検討されている方がいらっしゃいますが、予算管理がしづらいダイヤモンド等の宝石において、良い方法とは言えません。
気持ちを込めてダイヤモンドを選んだから、デザインというこれからの形は結婚と一緒で二人で決めたい。そんなメッセージを添えることで、相手の方が気持ちを素直に汲み取ってくれます。
非常に心のこもったスマートな方法。プロポーズするヒトにとってもされるヒトにとっても嬉しい方法。プロポーズとはそうあるべきです。余計な演出ばかりを考えてもキリがありません。
プロポーズの演出。つい先入観に固められてしまって、思わぬ結果になってしまうこともあります。
とにかくお二人にとって嬉しい、心が伝わる素敵なプロポーズ演出で検討してみましょう。
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