婚約指輪のデザイン選びで、絶対に注意すべきこと
一生の宝物となる、婚約指輪(エンゲージリング)選び。
婚約の証として贈られるダイヤモンドの輝く指輪は、世界中の女性の憧れでもあります。
そんな婚約指輪はプロポーズでパカっと贈る印象があるものの、実際には二人で婚約指輪のデザインを選ぶことがほとんど。
一生お付き合いして、その後も後世へと引き継ぐ指輪です。
どちらかが決めるよりも、二人で決めることが大切ですし、悔いの残らない婚約指輪を叶えることができます。
しかし婚約指輪を二人で納得して選んでも、後々に後悔してしまうケースが跡を絶ちません。
そこで今回の記事では婚約指輪のデザイン選びで、絶対に注意すべきことをリストアップしてご紹介します。
目次
今ではなく未来を考えて選ぶ
婚約指輪選びで最も失敗する例が、今だけの好みやライフスタイルを想定してデザインを選んでしまうこと。
婚約指輪はファッションリングではありません。その時の流行や趣味趣向に左右されないデザインであることが基本です。
確かに最近は可愛かったりお洒落でファッショナブルな婚約指輪のデザインも多く出品されていますが、注意が必要です。
ファッショントレンドの移り変わりは非常に早いものです。
そして好みというのは年齢とともに変わっていくもの。
婚約指輪は一生身につけることを前提に選ぶのですから、そんなトレンドや好みに左右されてしまってはいけないのです。
その時はワクワクしていても、後々に好みやトレンドと乖離していってしまい、着用しなくってしまったという方は非常に多いのです。
せっかくの宝物なのに、それではもったいないですよね。
それに男性側にとっても悲しい出来事となってしまいます。
婚約指輪のデザインを選ぶ時には、必ず未来の自分を想像して選ぶこと。
それが重要です。
ファッション性やその時のトレンドはファッションアクセサリーに任せれば良いのです。
左手はブライダル。右手はファッション。使い分けることも重要です。
重ね着けを想定していない
婚約指輪は左手の薬指。結婚指輪も左手の薬指。
重ね付けを想定せずに婚約指輪のデザインを選んでしまうと、結婚指輪を選ぶ際に後悔してしまいますので、注意が必要です。
結婚後は常時結婚指輪を身に着けます。
そしてお洒落をして外出したり、ドレスアップが必要な結婚式等のイベントでは婚約指輪をその上から重ね付けしていきます。
重ね付けができないデザイン同士だと、困ってしまいます。
もちろん重ね付けを絶対にしなくてはならないというルールではありません。
右手の薬指などに変えても大丈夫です。
しかしどちらも心臓に一番近い、左手の薬指へ最適化して作られた指輪、ストーリー上もデザイン以上も、2つが薬指に身につけられた方が良いです。
それに結婚指輪は比較的金属が主役のシンプルな指輪です。
婚約指輪を重ね付けすることで、贅沢に演出することができるのです。
馴染んできた指に、常に新鮮な空気を送りこんでくれます。
重ね付けとしては、こういったストレートな造形同士であれば、ある程度どのようなデザインでも相性は良いです。
ウェーブだと同じカテゴリーのデザインでなくては重ね付けしづらくなります。
贅沢にエタニティリング同士で合わせると、非常に贅沢で素敵です。
ぜひ重ね付けのコーディネートを踏まえて、婚約指輪と結婚指輪は同時並行で検討するようにしましょう。
つい控えめに選んでしまう
年間500件以上のお客様の婚約指輪をコーディネートしている筆者は、この点を強く感じます。
多くの方が初めてのジュエリー選びである、婚約指輪(エンゲージリング)。
シンプルなデザインから壮麗なデザインまで多岐に渡ります。
しかし多くの方がつい控えめに、選んでしまう傾向があります。
あの時、もう少し頑張っておけばよかった。10年後などにそういった後悔をされる方やご相談を頂く件数は多いです。
結婚指輪ならわかりますが、婚約指輪はダイヤモンドが主役の指輪であり、華やかさや贅沢さを追求する宝飾品。
ぜひ控えめにならずに、思い切った決断をしてみましょう。
婚約指輪を選び始めの時は、どうしてもダイヤモンドや金属の輝きに押されてしまいます。
しかし目が慣れてくれば、話しは別です。
例えば結婚指輪でも多くの男性はプラチナカラーなどの目立つ指輪を最初は不快に感じたりします。
それが一週間も経てば、指にはめていないと物足りなく感じるようになります。
婚約指輪も一緒です。
10年後も数十年後も心がときめくような婚約指輪として選ぶようにしましょう。
贅沢なデザインになればなるほど予算は高くなる傾向にあります。
しかし婚約指輪は一生物。下手に控えめに妥協するよりも、理想を叶えるべきです。
飽きてしまったりして身につけなくなるより、ずっと心をときめかせているような婚約指輪の方が、男性も贈るメリットがありますね。
控えめにいっても誰も得をしません。思い切っていきましょう。
大きければ良いの間違い
婚約指輪は、ダイヤモンドが主役の指輪。
写真のように、価値の高い1つのダイヤモンドを主役としてセンターへセットする指輪です。
よくダイヤモンドといえば、大きさを決定付ける「カラット」を聞くかと思います。
カラットが高ければ高いほど、価値は高まり、見た目の主張もどんどんと高まります。
しかしカラットが高ければ良いというのは、間違いであるケースも多くあります。
なぜならカラットが大きいほど、指輪全体のデザインにおけるダイヤモンドの面積が広くなるため、デザインとのバランスは悪くなります。
逆に小さすぎると意味を成しません。
基本的に0.7カラット以上になると、デザインというよりは主役のダイヤモンドの主張性が目的になります。
ちなみに写真は上から、1カラット・0.7カラット・0.5カラット・0.3カラットで同じデザインの指輪です。
デザインとのバランスで選ぶのなら、0.5カラットがピークです。
下限は0.3カラットから。つまり0.3カラット未満であれば主張性が乏しいため、意味をなさず、0.5カラットを超えるとダイヤモンドの主張が最たる目的となります。
婚約指輪のデザインにおいて、ダイヤモンドのカラットは大きな要素です。
ただ大きいものを選ぶのではなく、指輪全体のデザインをどのような目的にされたいのかに合わせて選ぶようにしましょう。
カラット以外の質が悪いダイヤ
最後に、前提的な部分にはなってしまいますが、ただカラットだけでダイヤモンドを選んでしまうと、後悔につながるかもしれません。
なぜならダイヤモンドはカラットだけで価値が決まるものではないからです。
ダイヤモンドには4Cと呼ばれる世界共通のグレーティングシステムがあります。
・カラット:大きさ(重さ)
・カラー:色味
・クラリティ:透明度
・カット:研磨の状態
簡単に申し上げると、「より大きくて、無色透明で、美しいカットであればあるほど、価値が高く、美しい。」ということ。
裏を返せば、カラットが高くても美しくなければ意味をなさないのです。
せっかく選んだ婚約指輪なのに、その特別さにダイヤモンドのクラスを追いついていなくては本末転倒。
必ず無色透明で美しいカットが施されたダイヤモンドであることを条件に選び、鑑定書が付いているかも確認をしましょう。
婚約指輪は、ずっと宝物として持ち続けるもの。
その時の気分や安易な気持ちで選んでしまうと、後々に後悔してしまいます。
ぜひ今回ご紹介した注意点などを踏まえて、お二人にとって素敵な指輪を選んで頂ければ幸いです。
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