婚約指輪は二人で選んだ方が良い、4つの理由
婚約指輪は、基本的に婚約記念品として男性から女性へとプレゼントされるダイヤモンドリングです。
普段使いのファッションリングやファッションジュエリーとは異なり、価値の高いダイヤモンドを主役とした宝飾品でもあります。
永遠の輝きを持つダイヤモンドが輝く婚約指輪は、世界中の女性にとって憧れの指輪。
そんな婚約指輪はプロポーズで指輪のケースをパカっと開いて贈るイメージがありますが、実際には異なります。
婚約指輪は二人で選んだ方がよく、ほとんどのカップルはプロポーズでプレゼントせずに、二人で宝石店へと赴いて決めています。
なぜ婚約指輪は二人で選んだ方が良いのでしょうか?今回はその理由についてご紹介します。
目次
サイズが分からない
そもそも婚約指輪のサイズが分からない、分かりづらいことは最も大きな理由の1つと言えます。
仮にプロポーズでサプライズに婚約指輪をプレゼントするとして、サイズはどうやって決めるのでしょうか?
明確です、ある程度目星を付けて賭けるしかありません。
婚約指輪は左手の薬指に身に着けます。結婚指輪も同じですが、結婚後は普段使いに結婚指輪を、価値の高い婚約指輪は特別な時に重ね付けをします。
今、左手の薬指にぴったりな指輪のサイズを常に熟知している女性はどれくらいいるでしょうか?基本的には皆無です。
つまり男性が指輪のサイズを知ろうと彼女に探りを入れてみても、それはほとんどの場合無意味な結果となります。
また婚約指輪のサイズは通常のファッションリングとは異なる考え方をします。
なぜなら婚約指輪のセンターには重量(カラット)の高いダイヤモンドがセットされるため、少しでも緩いと回転してしまいやすいからです。
きつすぎず、ジャストフィットでなくてはいけない。婚約指輪のサイズは非常に慎重さを求められる作業なのです。
また婚約指輪のデザインによってもサイズの選び方は変動します。
多くの方が指輪のサイズを相手にばれずに知ることができないかと検索したり、方法を捜索します。
結論は1つだけです。下手にリサーチなどするメリットはどこにもありません。
サプライズプロポーズがばれるリスクはもちろん、知っても有用な情報ではない可能性も高いのです。
補足までに、右手と左手では基本的に同じ指でもサイズは変動します。
利き腕の方の指は使用頻度が高いため、筋肉量が多いためです。
デザインが分からない
最も懸念すべき理由が婚約指輪のデザイン選びについてです。
婚約指輪のデザインは無数に存在します。その中から最上の一手を選ぶのは、本人もしくは二人でしか不可能な作業です。
婚約指輪のデザインに答えなどありません。どれもが答えです。彼女自身や二人の感覚、価値観、考え、あらゆる本人たちのフィルターを通すことが肝心なのです。
簡単に申し上げると、彼女が選んだ。二人で選んだ、という事実が答えなんですね。
普段よく身に着けているファッションリングなどのイメージからデザインを絞るという方法もありますが、これも答えにはなりづらいです。
冒頭でもご紹介しましたが、婚約指輪は宝飾品。ファッションアクセサリーとはそもそものデザインの考え方が異なるからです。
ファッションアクセサリーやファッションジュエリーというのは、全体のデザインイメージから設計されます。
しかし婚約指輪のような宝飾品は、センターに纏う主役のダイヤモンドをどう見せるかで設計します。
デザインそのものに対する考え方が異なるのです。
また統計データでも明らかなのは、第一インスピレーションで男性と女性が同じコレクション達から指輪の選定を行った場合、ほぼ100%の確率でマッチしないことが分かっています。
無理に勝手にデザインを決めるメリットはどこにもありません。
二人で婚約指輪を選ぶことで、納得したデザインという答えを作ることができます。
そうすることで婚約指輪への愛着も湧き、より婚約指輪が活躍する機会は増えていくでしょう。
お二人にとっても婚約指輪のデザインは二人で選ぶべきなのです。
結婚指輪との相性を確かめられる
この点を多くの方が見逃しています。
先にもご紹介しましたが、結婚には2つの指輪が存在しています。婚約指輪と結婚指輪です。
セットでブライダルリングと呼ばれます。
婚約指輪は婚約記念品として贈られるギフトなので高価な指輪。
結婚指輪は常時着用する誓約の指輪なので、シンプルな指輪。2つの指輪は目的も全く異なります。
しかしどちらも左手の薬指に身に着けます。重ね付けと呼ばれます。
重ね付けをすることで、1本の指で婚約から結婚というプロセスを表現できるようになり、指をより素敵にアレンジすることができます。
重ね付けができないと婚約指輪の活躍はどんどん減ります。重ね付けは非常に重要な概念です。
婚約指輪をプロポーズなどで勝手に決めてしまうと、結婚指輪の選択肢を狭めてしまうことになります。
結婚指輪は当然のように二人で選ぶことになるわけですが、婚約指輪のデザインが独断で決定されていることで、悩んでしまうカップルは多いです。
気に入ったデザインがあったけれど、彼からもらった婚約指輪と相性が悪い・・・なんてことになってしまうのです。
本来、婚約指輪と結婚指輪はセットで検討すべきです。
購入は婚約指輪の方が早いですが、セットで検討しておくことで後日結婚指輪を選ぶ時にもスムーズになります。
良かれと思ってプロポーズで指輪を贈ったことが、後になって後悔につながる。気まずい原因となる。
意外と多いものです。
婚約から共同作業ができる
本来、婚約こそが結婚の第一歩です。
二人が結婚することをお互いに決意して約束した、非常に重要なファーストステップです。
結婚とは生涯に渡って二人で協力して歩んでいくことを誓うこと。
そのファーストステップである婚約指輪選びも二人で協力すべきです。
こういった配慮をプロポーズで相手に伝えることで、より素敵な印象を持ってくれるでしょう。
また二人で婚約指輪を選ぶことで、思い出も増えます。
二人で選んだという思い出のある婚約指輪はストーリー性を高く持つことができます。
指輪を見返す度に、当時の思い出に触れることができます。
指輪選びはコミュニケーションです。
ジュエリーのコーディネイターはそんな二人のコミュニケーションをサポートする立場でもあります。
ただ贈るのではなく、ギフトは本来コミュニケーションのためのツールだということを再認識すると良いでしょう。
ダイヤとデザインで役割分担も
指輪選びの役割を分担することもできます。
特に指輪デザインなど、意見が衝突してしまいがちなカップルにはおすすめしています。
それがダイヤモンドプロポーズです。むしろ全てのプロポーズはダイヤモンドプロポーズであるべきと言い切ることができます。
ダイヤモンドプロポーズとは婚約指輪の主役となるダイヤモンドのみでプロポーズを行い、後から相手もしくは二人でデザインを決めるという方法です。
プロポーズプレゼントから婚約指輪の最初のステップを贈ることができ、1度で2度嬉しいサプライズとしても演出効果は絶大です。
ダイヤモンドのみでのプロポーズのため、サイズやデザインを気にする必要性もありません。
また主役のダイヤモンドが決まっているため、予算コントロールもしやすく、彼女もデザイン選びに集中することができます。
(どうしてもダイヤモンドから選ぶと予算を気にしてしまいがちなので)
ダイヤモンドプロポーズなら、主役の素材というダイヤモンドを彼が、彼女がデザイン選びという役割分担も可能。
プレゼントしたダイヤモンドがどのような指輪になって戻ってくるのか、彼女から逆にサプライズすることだってできます。
また指輪でプロポーズしたかった方は、完成した指輪でセカンドサプライズをすることにも応用可能です。
ダイヤモンドプロポーズについてはこちらの記事へ>
「合わせてオススメしたい記事」
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。