婚約指輪なんて要らないは本当か建前か。考察して得た真実
一昔前までは、婚約指輪の必要有無はあまり議論されませんでした。なぜなら、結婚してから二人で生活をし始めることが普通でしたし、今よりも結納を通して結婚など、より厳格な雰囲気が結婚には存在していたからです。婚約指輪は贈って当然のような風潮がありました。
しかし最近ではいい意味で結婚そのものがカジュアルになってきています。同棲してからの結婚は普通ですし、結婚する前と後の境目が薄れてきたように思えます。結婚に対する意見交換も盛んに婚前から二人の間で行われるようになりました。
そこでよく耳にするのが、婚約指輪の必要有無について。彼女に婚約指輪に対する意見を聞いてみると、婚約指輪は要らないと答えられてしまい、迷ってしまう男性が増えてきました。
実際に婚約指輪を要らないと答えた女性の本意はどのようなものなのでしょうか?本当に婚約指輪は必要ではないのでしょうか?今回の記事では、年間300組以上のカップルに婚約指輪や結婚指輪、プロポーズのプランを提案しているプロのジュエリーコーディネーターである筆者が、その本質に迫りたいと思います。
婚約指輪は記念品からギフトへ
さて、婚約指輪の前提的背景の遷移からご紹介したいと思います。物の概念とは時代とともに移り変わるものであり、婚約指輪もまた同様だからです。この前提を理解しておく必要性は重要です。
婚約指輪はもともと、婚約記念品です。婚約記念品とは、婚約(つまり結婚の約束をした二人および両家の状態)を記念して新郎側から贈呈される品のことです。
もともとは新郎側から婚約記念品として婚約指輪(当時は給料の三ヶ月分が相場、マナーとされていました)と結納金を贈り、新婦側からは時計などのお返しを返礼品として贈呈していました。もちろん今でも厳格な家庭もしくはそういった文化を大切にされる方は、同様のプロセスをふんでいます。
しかし現代においてはこれが異なります。そもそも結納をしないカップル、ご家庭がほとんどです。結婚そのものがカジュアルになったことで、結婚式も挙げないというカップルも年々増えてきました。
そのため結納をしない。記念品も結納金もない、必然とお返しもない。という流れが生まれています。
そうした背景から、婚約指輪は婚約記念品から、あくまで新郎側からのプレゼントという立ち位置に変化しています。(もちろん結果として、相手側から返礼品をお返しするケースが多いです。)
ギフトに必要有無の概念を持ち込むべきではない
こうした前提的背景の変遷から、婚約指輪は記念品という必須的アイテムというよりも、あくまで気持ちを込めたギフト(プレゼント)という立ち位置に変化したわけです。
そこで注意したい点が今回の記事のメイントピックになりますが、婚約指輪の必要有無を相手に確認したり、その判断を相手にわたすべきではないという概念です。
例えばわかりやすく、クリスマスプレゼントの必要有無を相手には聞きませんよね??クリスマスプレゼントいる??と聞くのはプレゼントという前提においてタブーとも言えます。
プレゼントなのに必要有無を問われれば、多くの方が謙虚に要らないよ。と答えてしまうでしょう。日本にはそういう美徳的配慮が強く存在します。今日ご飯おごるよ?と言われれば、大丈夫ですよ、払いますよ。と答えますよね。
実はここが重要で、多くの男性がプロポーズ予定の相手に婚約指輪の必要有無を問えば、ほとんどの女性が、婚約指輪は要らないよ、大丈夫だよと答えてしまうのです。
実際に筆者にも多くのご相談があります。同棲中の彼女に婚約指輪いる?と聞いたら、要らないよ。と答えられてしまったけれど、プレゼントはどうしたらいいのでしょうか?といった内容のものです。
ほぼ100%のケースで、筆者は婚約指輪を選んで間違いはないと答えます。正確には終盤でご紹介しますが、婚約ダイヤモンドを贈りましょうとお伝えします。
そしてこれまで全てのカップルが、それで最上の結果を得ることができています。プロポーズも成功、そして彼女も喜んでくれて、なおかつ生涯の宝物になるプレゼントとして。
女性が婚約指輪を誤解しているケースも多い。
そもそも女性なら、婚約指輪などジュエリーについて詳しいという前提で考えてしまいますが、実際にはそうではありません。普段よくアクセサリーを身につける女性でも同様です。
なぜならジュエリーとファッションアクセサリーは異なるものだからです。もっと言ってしまうと、ファッションジュエリーと婚約指輪もまた別物です。
多くの方がここを誤解されているのですが、婚約指輪というのは婚約指輪という商品ではなく、あくまで価値の高いダイヤモンドリングを婚約記念品としての指輪で贈ろうというものです。
価値の高い宝石をまとったジュエリーを、ファインジュエリーと呼びます。ほとんどの女性にとって、ファーストファインジュエリーが婚約指輪となります。だからこそそれを婚約指輪として、婚約記念品として、婚約のプレゼントとして贈ろうと根付いたのです。
それに婚約指輪ほど価値が伴って、生涯、永遠に保有し続け、さらにそれを指サイズで持ち続けることができる有用性をもった商品はありません。
婚約指輪は要らないと答える女性も、実際には婚約指輪が本来持つこの有用性や価値、そして活用性を知らないケースがほとんどだったりします。
それに婚約指輪は指輪でなくても良いのです。ネックレス、ブレスレット、価値の高いダイヤモンドなどの宝石をまとっていれば、何でも良いのです。それぞれのライフスタイルに合わせて持つことができます。
つまり一言で言ってしまうと、持っていて損になることは絶対にないんですね。それに持つことで得られることは盛りだくさんなのです。
無理をしないこと。
婚約指輪はもはや義務的記念品ではありません。むしろ婚約指輪が義務のようになってしまったことは、一人のジュエリープロとしてあってはならないことだったとすら思っています。
ジュエリー業界は、こういった義務的背景を前提として商売を行ってきました。しかしなぜジュエリーを贈るのに、マナー的相場が必要なのでしょう??なぜお給料の三ヶ月分でなくてはいけなかったのでしょう??非常に疑問です。
本来、ジュエリーは素晴らしいアイテムです。自然と人類の英知が凝縮された唯一無二の商品でもあります。
大切なのは、無理をしないこと。無理な予算で購入する意味はありませんし、スッキリと検討できる予算感でジュエリーは十分に選ぶことができます。
素晴らしいプレゼントとは、贈る側が堂々と楽しく、ワクワクしながら贈らなければ意味がありませんからね。
素材からで良い。
そもそも婚約指輪の指輪という言葉が選択肢や魅力を窮屈にしています。先にもご紹介しましたが、婚約指輪は指輪でなくても大丈夫ですし、そもそも婚約ジュエリーという概念が正しいです。
基本的には一石で鑑定書クラスの価値の高いダイヤモンド等の宝石(宝石の価値はあくまで一石で決まるため)をまとったジュエリーであれば何だって良いのです。もしくはファッションジュエリークラスの宝石でも、価値は訴求できませんが、ダイヤモンドの基本的機能は活用できます。
予算が20万円以上可能であれば、鑑定書クラスの宝石を。そうでなければファッションジュエリークラスで。という判断基準になるでしょう。(あくまで最適価格の場合ですが)
こういった背景から、先にカタチを決めてしまうのはもったいないですし、これが失敗の原因につながったり、今後の有用性を削ぎ落としてしまうことに繋がります。
贈るなら、まずは素材から。が絶対的原則です。決して婚約指輪などカタチを独断して贈ってはいけません。
まずプロポーズなどでジュエリーの主役となるダイヤモンドをプレゼントします。予算はファッションジュエリークラスなら3万円台からでもいけるでしょう。鑑定書クラスでいわゆる婚約指輪及びジュエリーとなると、基本予算は20万円〜が基準です。上は限度ありません。まだ素材の状態なので、デザインやサイズを気にする必要もなく、安心です。
ダイヤモンドをプレゼントし、プロポーズが成功(相手から改めて結婚の了承を得られた状態)したら、二人もしくは相手に好きなデザインを選んでもらいます。デザイン選びはとてもワクワクするイベントです。
ダイヤモンドをお店にあずけて、決めたデザインへとオーダーメイドしてもらいます。完成まで約1ヶ月ほど。この期間もまたワクワクする期間です。
素材からプレゼントすることで、余計なリスクがないのはもちろんですが、堂々とワクワクしながら贈ることができます。さらに相手も自分のライフスタイルや趣味趣向に合わせて、ワクワクしながら選ぶことができ、その配慮に感激してもらえるでしょう。
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婚約指輪はいらない。プレゼントの必要有無を問われれば、そう答えてしまうのも仕方がありません。ギフトとは想いを可視化する表現です。二人にとって優れた方法へと変換すれば、それは必要有無ではなく、愛情の素晴らしい表現方法となります。ぜひ活用してくださいね。
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