婚約指輪でよくある、誤解や勘違い
婚約指輪を選ぶ。それは多くの人にとって初めての経験となります。
女性ならまだしも、男性ならばほとんどの場合ジュエリーに関する知識がなくて当然です。
多くの人がまずはイメージから婚約指輪を選んだり、そもそもどんな方法でプロポーズするかを検討します。
そして多くの方が誤解や勘違いで、悩んでしまったり、なかなか答えに行き着かないものです。
今回の記事では婚約指輪に関してよくある誤解や勘違いをまとめてみました。
それぞれに答えもご紹介しておきます。
目次
給料の○ヶ月分の勘違い
未だに多くの方が婚約指輪はお給料の何ヶ月分で選べば良いのかと考えています。
それはそもそも昔の概念であって、現代にそのようなお給料の何ヶ月分で選ぶというルールは存在していません。
これは多くの方にとって朗報なのではないでしょうか。
元々は高度経済成長時代にお給料の三ヶ月分と呼ばれていました。これはルールではなく、当時のダイヤモンド会社が打ち出した広告です。
当時はテレビCMの威力は絶大でした、CMで言うことが正しい。それがルールとなる時代だったのです。
しかし現代は、個人への最適化。お給料の月分で考える必要はないのです。
しかし何事にも相場は存在しています。
現在における婚約指輪の平均相場(平均価格・予算)は、約30万円です。人気なラインは30万円〜50万円となっています。
これはあくまで平均ですが、30万円からの予算であれば十分という考えで問題ありません。
あとは資産状況や相手の価値観などに合わせて婚約指輪にかける予算を決めれば大丈夫です。
婚約指輪は不要の勘違い
時々、婚約指輪をほとんどの方が贈らなくなったという話しを耳にはさみます。
これは間違いです。現代においても婚姻数に対する婚約指輪の贈呈率は過半数を大きく上回っています。
ではなぜ婚約指輪は贈らなくなったと言われたのでしょうか?そこにも答えがあります。
それは、プロポーズで婚約指輪が贈られなくなった。からです。
昔は婚約指輪の箱をパカっと映画のようなシチュエーションで開いてプロポーズなんてのが主流でしたが、現代においてはそうではありません。
むしろ指輪でプロポーズなんてもはや過去の方法です。80%近くの方が指輪をプロポーズで贈ってはいないのです。
理由は明確で、
・サイズが分からない
・デザインを選べない、何が好みか分からない
・相手がデザインを選びたいと言っている
・プロポーズで贈るリスクが高すぎる
といった当然の理由からです。確かにほとんどの方が婚約指輪でプロポーズとイメージするはずです。
しかし実際には選ばれていない、あくまでイメージの方法なんですね。
結婚指輪と混同の勘違い
時々勘違いをされてらっしゃるケースとして多いのが、婚約指輪と結婚指輪が同じものだと認識してらっしゃるケースです。
確かに初めてのこと尽くしですから、そんな勘違いがおこっても仕方のないことです。
婚約指輪と結婚指輪は、総じてブライダルリングと呼ばれますが、別の指輪をさします。
【婚約指輪(エンゲージメントリング・エンゲージリング)】
婚約の記念品として、一石で価値の高いダイヤモンド等の宝石をまとったダイヤモンドリング。
結婚指輪と異なり、価値を贈り・保有し・身につける手段となる指輪です。
婚約指輪という名称ですが、価値の高いダイヤモンドリングのことです。結婚後は優れたファインジュエリーとして活用していきます。
【結婚指輪(マリッジリング)】
結婚の証、一生共に生きていくことの誓いの証として常に二人で身につけるペアリングのこと。
婚約指輪と異なり、地金(金属)がメインのシンプルな造形が特徴。
それぞれこのような役割の指輪となっています。
婚約指輪と結婚指輪は商品そのものの性質やグレードが根本的に異なり、目的も異なります。
よく結婚指輪があるから婚約指輪は。と勘違いしてしまいますが、婚約あっての結婚ですから、むしろ婚約指輪の方が重視される傾向にあります。
予算感としては、
・婚約指輪:平均30万円
・結婚指輪:平均20万円(ペアで)
・合計:約50万円
ほどとなっています。
総カラットの勘違い
これは宝石店側の責任なのですが、よくカラットの考え方を勘違いしてしまうケースがあります。
ダイヤモンドのカラットとは大きさ(重さ)を表す指標です。重くなればなるほど大きくなります。
しかしカラットだけに目が行ってしまうと、非常に危険です。
なぜならお店によっては、婚約指輪を総合カラットで明示しているケースが多いからです。
ダイヤモンドのカラットの価値とは、あくまで1石の価値できまります。
例えば、
・1石で1カラットのダイヤモンド婚約指輪
・13石で1カラットのダイヤモンド婚約指輪
どちらが価値が高いと思いますか?
当然のように1石で1カラットのダイヤモンドとなります。
価値は雲泥の差となります。
つい安いからと安易に購入してしまうと、こういった落とし穴があります。
自信を持ってプレゼントしたら、相手から苦笑されてしまった。なんてことにならないようにしましょう。
婚約指輪の平均予算は30万円ですが、これを1石の美しいダイヤモンドリングで考えると最適なカラットは0.3カラットとなります。
つまり一石で0.3カラット以上のセンターダイヤモンドをまとった婚約指輪を選ぶようにすれば問題ありません。
高純度プラチナなど素材の勘違い
こちらもメーカーや宝石店側の責任ですが、日本は携帯電話のようにジュエリーもガラパゴス化しています。
その代表的なものが、
・高純度プラチナ
・トリプルエクセレントのハートアンドキューピッド
の2つです。
日本には海外のブランドのようにイメージなどの戦略に強いブランドが非常に少ないのが現実です。
そこで差別化を図るために、素材の打ち出しがガラパゴス化しているんです。
高純度プラチナ。確かに高純度であれば良いのは間違いではありません。
日本ではプラチナ1000(100%)なんて商品も出始めています。しかし正確には100%ではありません。
それにほぼ純プラチナになればなるほど加工のリスクが増えます。修理したい時にそこでしかできなくなってしまうケースも多いです。
例えば海外の超有名なブランドではほとんどがプラチナ950(95%)を採用しています。
超高級ブランドが提示している素材ですから、90〜95%あれば十分すぎるんですね。
続いてトリプルエクセレントのハートアンドキューピッド。これも正直どうでもいいポイントです。
ダイヤモンドに専用のスコープで見るとハートとアローが浮き出してくるカットの方法です。
肉眼で見えないので全く意味がありません。
そしてトリプルエクセレントとは、内訳も含めて全てエクセレントの際に言われる業界用語。
カットの指標最高位はエクセレントですから、鑑定書にエクセレントがと表記されていれば問題ないです。
広告やセールストークで勘違いしてしまう、典型的なパターンですね。
もちろんこれらを踏まえた上で、メッセージ性をこめて選ばれる分には何の問題もありません。
二人で選びにいけば安心の誤解
プロポーズ後やプロポーズなしで二人で宝石店へ赴いて、相手の好きなデザインを選んでもらえれば安心。
それは間違いです。ある程度下調べやすり合わせをしておかないと、思わぬ落とし穴があります。
ジュエリーというのは、物次第で価格が大きく変動するもの。そして宝石店へ行けば、必ず単価の高いものから見せられます。
つまり二人で選びにいくと予算コントロールができずに不安だらけになり、生きた心地がしません。
そしてお相手の方も予算に気を遣いながら選ぶという、二人にとって楽しめない空間になってしまいます。
本来であれば和気あいあい楽しく過ごしたいせっかくの機会なのに、これでは本末転倒ですね。
ある程度下調べしておいたり。これからご紹介するようなダイヤモンドプロポーズにするなど工夫は必要なのです。
プロポーズとプレゼントを分ける勘違い
先述の通り、婚約指輪は相手にもしくは二人でデザインを決める方が大多数な現代。
そこで起こっている勘違いがプロポーズプレゼントと婚約指輪を完全に切り離して考えてしまう場合です。
本来はプロポーズのその瞬間こそが重要な場面。けれど婚約指輪は後で。
ということで、プロポーズプレゼントにも予算をかけて疲弊してしまう場合が多いのです。
切り離して考える必要はありません。
なぜなら指輪でプロポーズはされなくなった代わりにスタンダードとなっているのが、ダイヤモンドプロポーズだからです。
婚約指輪は価値の高いダイヤモンドが主役ですから、その主役だけでプロポーズを行えば良いわけです。
分けて考えるメリットはどこにもないばかりか、ダイヤモンドプロポーズによって全ては解決します。
分けてのプレゼントでフラワーギフトがあります。
プロポーズの花ともなると数万円が相場となります。
それであれば婚約指輪のダイヤモンドやデザインのアップグレードが行えます。
演出方法としては素敵ですが、2つを切り離さないでプレゼント選びをされると良いですね。
ダイヤモンドプロポーズには様々な方法がありますが、フラワージュエリー・エンゲージメントコレクションを強くおすすめします。
なぜなら世界で唯一、プロポーズプレゼントから指輪までのオーダーメイドまで全てがセットになっているからです。
ぜひご参考ください。
>フラワージュエリーページはこちらをご覧ください
以上、これら以外にも婚約指輪に関して沢山の誤解や勘違いがありますが、今回は代表的なものをご紹介しました。
情報が溢れる中で正しい情報をつかむのは至難の業です。
ぜひ今回の記事が多くの方にとって、より優れたプロポーズや婚約指輪選びにつながることを願っております。
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