結婚式よりも、二人にとって婚約やプロポーズが重要な理由
結婚といえば、結婚式や入籍が最重要なイベントとしてイメージされます。
確かにどちらも実際に結婚という目的が家族になるということにおいては、最も重要でゴールとも言えます。
しかし実際には、結婚式よりも重要なイベントがあります。
それが、プロポーズや婚約という出来事。
昨今では離婚率の向上も取り沙汰される中、結婚という概念が形式的なものではなく、二人の絆という精神的な概念が重要視されています。
結婚の本当の始まりは、プロポーズ。そして婚約。
それらはお二人が結婚という大きな人生の変化を進んでいく上で、最重要なイベントなのです。
目次
結婚は二人のためのもの
そもそも結婚とは、二人のためのもの。二人の選択です。
当然のように聞こえますが、そうでないケースも多かったものでした。
金銭的事情、家柄の事情、年齢的な事情だったり、社会的な事情など様々でしたが、二人で選択するということよりも、結婚するという目的が強くなってしまっていたケースは少なくありません。
家族と違って、二人は他人という関係からスタートします。
赤の他人だった二人が出会い、恋人として愛を育み、生涯をともにしたいと心から思い、そのために最も優れた選択肢が、結婚という選択肢なのです。
かつてアメリカ大統領のリンカーンが政治を、人民の人民による人民のための政治とうたったように。
結婚も、二人の二人による二人のための結婚なのです。
入籍すれば、結婚式を挙げれば良いということではなく、それらはあくまで方法なだけ。
二人がより優れた結婚生活と家族としての道を歩むためには、欠かせないプロセスというものがあるのです。
プロポーズは最重要
前述を踏まえて、結婚における最重要なイベント(プロセス)は、プロポーズといえます。
プロポーズは、サプライズな、いわば楽しむイベントのイメージがありますが、実際にはそうではありません。
家族になろうという決意を相手に伝え、その決意に対して相手がどう思うかを知るための手段です。
意外にも、プロポーズは何回か行って成功した方が多いものです。
プロポーズを行うことによって、お互いが最良のタイミングで結婚という道へと進むことを、しっかりと確認することができます。
結婚はあくまで二人の決意。お互いが心からそれを願っていることを、お互いに確認することが大切。
プロポーズには、そういった側面が強くあります。
過去に離婚した女性へアンケートをとったデータによると、興味深いデータが出てきます。
それは、プロポーズがなかったカップルが非常に多かったこと。
離婚の最終要因はお互いの価値観の違い、金銭的事情、仕事の事情など、様々です。
しかし元を辿ると、プロポーズを経験していなかったカップルの確率が顕著に現れます。
結婚には困難がつきもの。お互いの価値観を完璧にシンクロさせることは、不可能に近いです。
だからこそヒトには愛情というそれらを繋ぎ止める感情があります。
プロポーズによって、その愛情を再確認してスタートできたか。
もしくはプロポーズによって、お互いのタイミングをしっかりと見計らっていたか。
プロポーズは、今後の結婚生活を大きく左右する、非常に重要なプロセスであることが分かります。
気持ちや想いを共有するために
複数が共同でなにかをする場合、目的や想い、気持ちの共有は必要不可欠ですよね。
例えば仕事のチームプロジェクトに置き換えてみましょう。
チームAは、リーダーがプロジェクトの想いや目標・理想となるゴール地点を、全員と共有しています。
チームBは、とにかくリーダーがチームへとタスクだけを与えていきます。
数年後の結果は、明らかです。圧倒的にチームAの方が結果を残すでしょう。
なぜか、チームの結束がしっかりとされているからです。
ヒトは心で繋がる、社会的な生物です。
他人ともなれば、いくら好意を持っていたとしても、心が繋がっていなければ、その関係がいつかは崩壊します。
結婚は、二人三脚とよく比喩されます。夫婦というチームに他なりません。
プロポーズとは、どれだけ相手の事を愛していて、どんな生涯を共に歩んでいきたいのか。
そういった想いや気持ちを、相手にしっかりと伝え、共有する、非常に重要なイベントなのです。
プロポーズにサプライズな演出や婚約指輪などのプレゼントのイメージがあるのは、心を共有するにあたって、目に見えない心や想いを可視化して、より優れた形で共有するためなのです。
関係は成熟していると勘違いしない
現代では、結婚前から同棲をしたり、二人でいろんな場所に出かけたりと、結婚前から二人の関係を育むことができる時代です。とても素敵な時代だと、思います。できちゃった結婚も、授かり婚やおめでた婚として、結婚の良き機会と考えるヒトも多くなりました。
しかしだからといって、関係は成熟しているし、結婚することはお互い共通の認識だから、プロポーズはしなくても良いという方程式にはなりません。
むしろ現代では、プロポーズというイベントが結婚よりも重要視されています。
なぜなら恋人間での関係と、家族としての関係では、また別物になるからです。
子供が産まれたり、お互いの家族や親族など、結婚は多くの新しいヒトとの関係が、二人の関係にも大きな影響を与えていきます。
思い通りにならないことも多くあるでしょう、二人にも変化を求められることは多々あります。
それが結婚の素晴らしさでもあります。
だからこそ、しっかりとプロポーズをして欲しいと感じる方は増え続けています。
一種のケジメとして、大きな区切りとして、プロポーズというプロセスを重要視しているわけです。
二人の関係が成熟していようと、プロポーズなしで結婚を進める理由にはなりません。
プロポーズは自由でいい
よくお客様からご相談をいただくことがあります。
金銭的に余裕がないけれど、彼女と結婚をしたい、プロポーズをしたい。
婚約指輪や予算をかけたプロポーズは必要でしょうか?という内容です。
筆者はジュエリーのコーディネーターとしてお打ち合わせをしていますが、答えはノーですとお伝えします。
プロポーズを派手に演出するルールも、婚約指輪を贈るルールもないからです。
もしこれらを障壁としてプロポーズを断念しようと考えられている場合には、ぜひ思いとどまってください。
大切なのは、心を伝え、共有することなのですから。
現代は自由に計画ができます。
結婚式だって、後から行うカップルもいれば、二人や家族だけで行うことだってできます。
プロポーズも一緒です。
サプライズなプロポーズや、婚約指輪は優れた方法には変わりませんが、それはそれが最適なヒトが利用することで、優れた方法になるだけです。
特に婚約指輪なんかは、指輪でプロポーズはしない時代です。
サイズや好みについては、相手も分からない中で、高級品を賭け事のようにプレゼントする理由はありません。
ダイヤモンドプロポーズなど、二人で選べる方法が人気です。
ダイヤモンドプロポーズとは?>
イメージや社会的通例にとらわれる必要はなく、二人にとって何が最適なのかで計画しましょう。
先にご紹介したとおり、結婚は二人のためのものなのですから。
始まりが肝心
プロポーズは結婚の始まり。
結婚してくださいという言葉から、結婚の全て、生涯の生活の全てが動き始めます。
プロポーズとは、結婚の鍵とも言えるでしょう。
結婚の始まりであるプロポーズを、しっかりと行って、相手に素敵な気持ちを伝えて共有しましょう。
プロポーズなしの結婚よりも、より素敵なウェディングストーリーを歩むことができるはずです。
もしこの記事をご覧の方で、過去にプロポーズをされずに後悔されている方がいらっしゃれば、おそすぎることはありません。最近では結婚記念日にプロポーズを改めて行うイベントも大人気です。
セカンドプロポーズとは?>
プロポーズという最重要で、素晴らしいイベントを行って、ぜひ素敵な結婚物語のスタートをきりましょう。
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