プロポーズリングを選んではいけない3つの理由
みなさまプロポーズリングってご存知ですか??その名の通り、プロポーズをするための専用の指輪のことを言います。
元々は数年前から1社か2社くらいしか展開していなかったプロポーズリングも、今では多くの宝石店が提供されており、プロポーズプレゼントの候補として検討される方も増えつつあるようです。
今回は、そんなプロポーズリングが実はプロポーズに適していない理由や、選んではいけない3つの理由をご紹介しましょう。
プロポーズは生涯の思い出だからこそ、厳しい視点でレビューします。
目次
プロポーズリングが生まれた背景
ジュエリー業界というのは、非常にネタ不足な状態が続いています。
これだけ世の中が変わったのにも関わらず、指輪でプロポーズというイメージからメーカーや宝石店自体が脱却できなかったことが大きな理由の一つです。
そもそも、ジュエリー自体が高級なアイテムであり、洋服を気軽に見に行くと言ったように普段から見る機会の少ない方も男女問わず多くおられるアイテムでもあるために、ジュエリーのプロではないユーザーにとっては、自分にどのようなデザインのジュエリーが似合うのか、指のサイズ感はどのように選ぶのが最適なのか、などジュエリーを選ぶ上で必要な何が最上であり高級なのかという判断をすることは難しいと言えます。
このようにジュエリーと言うのは、自分だけで判断するのが難しいアイテムであり、だからこそ本当は婚約指輪をプロポーズという瞬間にプレゼントしてはいけないにも関わらず、それでもそのイメージの打ち出しを継続してきたわけです。その結果、膨大な婚約指輪失敗例を量産してしまったわけです。
プロポーズリングはデメリットを本当にカバーしてくれる?
そこで現代では、指輪以外のプロポーズが主流になりつつあります。
指輪にこだわる必要性がないことを、ユーザー自身が理解したからです。これは先輩花嫁花婿のアドバイス達の賜物と言っても良いでしょう。しかしそれでもジュエリーブランドや宝石店は、それでも指輪という「カタチ」にこだわり続けます。
サイズやデザインが分からなくても、指輪でプロポーズができる。
それがプロポーズリングなのですが、このメリットと思われていた指輪でのプロポーズが叶えられるという事自体が、実は結果としてデメリットに繋がってしまう場合も少なくありません。
ここからさらに、プロポーズ専用リングを贈ることのデメリットについて深掘りします。
1:仮の指輪でプロポーズなんて論外
プロポーズリングとは、指輪でプロポーズするというイメージを現実にするために設計された仮の指輪のことを指し、その商品には色々あります。
- ダイヤモンドも金属も全てフェイクで作られた玩具のようなもの
- サイズ調整ができる仕様になっている、婚約指輪
などです。
プロポーズを行う上で共通して言えること、それは仮の指輪でプロポーズなんて、絶対で行ってはいけないという事です。当然といえば当然のお話なのですが、指輪というイメージにとらわれたが故の結果とも言えるでしょう。
逆の立場で想像してみましょう。仮に結婚式であったとして。結婚指輪が間に合わず、今から仮の指輪で結婚指輪交換を行いますと宣言されたら??絶対におかしいですよね。(笑)
プロポーズだってシーンは違えど一緒です。「結婚してください!!指輪は仮だけど。」と言ってしまうのと同じです。プロポーズはその時が本番ですし、本物であることが重要ですよね?その時を記念してプレゼントするモノが仮の状態であることは、絶対にありえない状況なのです。
2:そもそも指輪にこだわるメリットがない
そもそもプロポーズ=指輪という概念は、すでに崩壊していますから、こだわるメリットはどこにもありません。
ですからプロポーズリング、プロポーズ専用リングなんて考える必要もないのです。実際に先輩花婿や花嫁さんに意見を仰ぐと良いでしょう。彼らも最初は指輪で。というイメージだったとしても、蓋を開けてみればその必要性がなかったことを痛感しているはずです。
プロポーズは指輪でなくてはいけない。というイメージそのものが、現代において大きな呵責を引き起こしているわけです。おそらくあと5年も建てば指輪=プロポーズという先入観は消えていくでしょう。
だからこそプロポーズリングを選ぶメリットなどどこにもないばかりか、指輪でプロポーズなんて考えなくても良いのです。それはプロポーズするヒトにとってもされるヒトにとっても、メリットしかない方法といえるでしょう。
3:プロポーズリングで予算は確定させられない。
指輪以外で、プロポーズリングで、指輪でプロポーズ。
プロポーズに渡す商品ばかりにフォーカスされがちですが、実は商品よりももっと考えるべきことが前提としてあります。
それが、婚約指輪に対する予算のお話です。
たとえプロポーズリングでプロポーズが成功したとして、その時にはサイズやデザイン選びにおける失敗のリスクを回避できたとしても、実際に婚約指輪を選びに行った時、根本的な前提にある予算の問題は解決できていません。
なぜこんな事を言うかというと、婚約指輪は主役であるダイヤモンドはもちろんですが、デザインによっても大きく価格が変動するからです。
プロポーズリングでプロポーズが成功しても、結局のところ何が大変なのかと言えば、予算を気にしながら婚約指輪のデザイン選びをしなくてはいけないと言う事なのです。プロポーズされた彼女は婚約指輪が高価なプレゼントであることは十分い理解している以上、彼の予算内で婚約指輪を選びますし、そこには少なからず妥協することも迫られることになります。
そして、一緒に婚約指輪を選びに行った彼は、金銭的なプレッシャーにさらされることになるでしょう。
二人にとってたった一つの特別な婚約指輪を選んでいるにですから、本来は楽しいはずなのに、予算を気にしなから相手に気を使いながらの婚約指輪選びなんて要は楽しくないわけです。
これから結婚する二人が緊張する機会なんて、不要です。プロポーズリングでプロポーズして解決したかに見えた婚約指輪問題は、そもそも根本的な解決方法にもならないのです。
潔く、ダイヤモンドだけでプロポーズを
よく筆者も相談に来られるお客様へのご提案として、ここまでご紹介した理由をお伝えしていますが、実はこれらは全てジュエリーコーディネーターの先輩花婿たちが実際に自分で利用して感じた意見。
自分で感じた感想以上に、リアルで説得力のある話はありませんよね。
プロポーズリングを検討されているお客様へは、潔くダイヤモンドのみでプロポーズするようにアドバイスを徹底しています。
なぜならそれが最上の方法だからです。
無駄にリングになっているからややこしいのです。
ダイヤモンドだけであれば、これから二人で形を決めるというメッセージ性を持足せることができます。
プロポーズリングになっていると、仮!というメッセージにしかなりませんが、ダイヤモンドという素材だけであれば、完璧になります。
シンプルこそが最上とはまさにこのこと。
婚約指輪の主役、目的であるダイヤモンド。
思いに合わせて選んだダイヤモンドのみでプロポーズする。
形は二人で決めよう。と伝える、リスクも回避しながら、二人にとって心温まるプレゼントになります。
ダイヤモンドプロポーズも、しっかりと商品を見極めれば、理由3である予算の問題も解決できます。
なぜなら婚約指輪も、統一価格で選べる方法があるからです。そうすれば、予算感も全て確定して検討できますね。
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