ブランドから見えてくる婚約指輪の相場とは
婚約指輪の相場は2021年現在で、「給料の1ヶ月分位」となっています。
これらは、ブランドや媒体が打ち出したものではなく、実際に購入された方の平均価格が30万ほどだったためでした。
婚約指輪の相場とは一種の基準として捉え、ご自身と贈る相手に最適化して選ぶ必要があります。
皆が贈ってる相場がこれくらいだから・・・というだけで決めてしまうと思わぬ失敗を招きますので、ご注意くださいね。
さて、それでは基準として知りたい婚約指輪の相場とはどのようなものがあるのでしょうか。
今回は「ブランドで検討」した場合の婚約指輪相場について、ご紹介したいと思います。
目次
婚約指輪の相場を種類に分けてみよう!
婚約指輪の相場といっても、ピンキリ。
平均価格は市場調査のデータなどで分かるにしても、事実そこにある価値観などはなかなか知る事ができません。
ブランド名のない、「小売店(店)」
もあれば、
特に知られていないけれど実力があり人気のある、「ブランド」
誰もが知ってる「ブランド」
高級として名を馳せている「ハイブランド」
に至るまで、様々です。
それらは相場の種類として考えて良いと思います。種類毎に相場は大きく変わります。
例えば、工房直営店で買うのと、世界的なブランドで買う場合、
ほぼほぼ同じクラスだったとしても価格にかなりの開きがあるのは、皆さん周知の事実かと思います。
婚約指輪はブランドで選ぶのがオススメ!
婚約指輪を選ばれる方のほとんどが、まずブランドで検討を開始します。
ブランド=信頼ですので、まずは信頼できそうな名の知れてるブランド、
もしくはブランドとしてしっかり運営されているメーカーから探そうというものです。
ブランドが打出している価格を、一つの婚約指輪の相場的に考えられる方も多いです。
そもそもブランドという概念を皆さんご存知でしょうか?
「ブランド物」というと、「高級品」というイメージがありますが、それは確かに間違いではありません。
しかしブランドとは、もっと広い概念です。
ブランドとは、「差別化するためのトレードマーク」。
ここのメーカーと、あそこのメーカーとは、ここが違う!ここが優れている!
など、メーカーとして優れた点をしっかりと伝えている事にあります。
婚約指輪等商品そのものに対する開発的意欲が高いのは当然ですが、
婚約指輪等の商品そのもののイメージ作りをしっかり行っているのがブランドです。
ブランド物というと高級品ばかりをイメージしてしまいますが、ブランド相場もピンからキリまであります。
ただ一貫して、「商品に対するしっかりとした保証とイメージ作り」を行っている事は共通しています。
婚約指輪ブランドの種類とは
ブランドは、大きく分けて3つのカテゴリーで検討する事ができます。
1. ゼネラルブランド(通常ブランド)
2. ミドルブランド(中級ブランド)
3. ハイブランド(高級ブランド)
ハイブランドは、
例えばカルティエ、ハリーウィンストン、ティファニー、ヴァンクリーフ&アーペルなど、
世界中誰もが知っているようなブランドです。ブランドフィーが高いため、相場は最高クラスです。
ミドルブランドは、
世界中で名の知れているレベルではないが、一定の知名度があり人気のあるブランドです。相場は比較的安価なラインを提供しているブランドから、高価なブランドまで幅広く存在しています。
ゼネラルブランドは、
名は知られていないけれど、しっかりとブランド運営されており、根強い人気のあるブランドです。相場はミドルブランドと同様に、幅広く存在しています。
敢えてゼネラルブランドと表現したのは、
実力があるブランドとブランドを謳っているのに実力を伴わないブランドと差別化するためです。
ブランド名の相場で選ぶか、
ブランドの商品相場で選ぶかの違い。
婚約指輪の相場をブランドで検討する場合、上述の通りハイブランドからミドルブランドまである中で、
果たしてどのカテゴリーで、どんな相場感で選ぶかは難しいポイントだと思います。
婚約指輪とは、「ダイヤモンド(宝石)」と「プラチナ(地金)」の価値や量で決まります。
どちらもブランドではなく世界共通で基準が定められています。
という事は、ブランドに関わらず「婚約指輪の価値は世界共通で決まっている」という事になります。
ブランドとは、その生成等に関する「商品開発/生産的な信頼」、「イメージ的な信頼」のために存在しています。
そのため、
「ハイブランド=最高の価値」というわけではありません。
ミドルクラスでも、ゼネラルクラスでも同様の価値の商品は数多くありますし、
同様の価値でもよりお得に手にする事もできます。
知名度に関わるイメージや贈る相手の認知度で考えるとハイブランドは確かに魅力的ですが、
イメージが強い分、好き好みも分かれやすい(派閥)です。
是非とも婚約指輪選びは、
ブランド名というよりブランドが展開している商品で比較し、相場感を検討するのが良いでしょう。
また、忘れてはならないので、「サービス」です。
婚約指輪を手にしたものの、その後のメンテナンスや修理などがしっかりとサービスメニュー化されているとこで選ぶべきです。婚約指輪は一生持ち続けるものですからね。
ブランドでフィルター。
各ブランドの商品レベルで各ブランドを比較して、相場を決めましょう。
おすすめは、
ミドルかゼネラルブランドから検討していく事。
現在の宝飾市場で最もおすすめできるのは、ミドルブランドかゼネラルブランドです。
もし、明確にハイブランドを贈る相手が欲しがっていて、かつ予算に余裕がかなりあるならば、
ハイブランドで検討しても良いと思います。
しかしハイブランド合わせで相場や予算を検討してしまうと、
素晴らしい買い物の障壁になってしまいます。
婚約指輪のダイヤモンドやプラチナは世界共通でそのクラスが決められているとご紹介した通り、
せっかく同じクラス位の婚約指輪なのにハイブランドだと1.5倍や2倍の価格になっていて、
選べなくなってしまう場合がほとんどだからです。
ミドルブランドやゼネラルブランドであれば、
ハイブランドでは予算外だった相場の婚約指輪を選ぶ事ができるようになる魅力もあります。
また、商品のクオリティはハイブランドに負けていないケースが多々あるからです。
(むしろ上回っているケースも多いです)
ハイブランドは、様々な広告に予算をかけてイメージ作りを世界レベルで行っている反面、
実際に支持されている婚約指輪の相場に関係なく価格を設定しているケースがほとんどなため、よほど目的がない限りは、
ゼネラルブランドから検討する。そこから徐々に検討の余地を拡げていく事が近道です。
婚約指輪の相場。一重にくくっていますが、その概念は様々です。
ブランドを軸に考え、賢い婚約指輪選び(買い物)をして頂ければ幸いです。
ブランド的相場をしっかり種別に考えれば、イメージ的にも予算的にも素晴らしい買い物ができる事でしょう。
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