ふたりの愛のあかしであるエンゲージリング。その指輪を彩る宝石といえば、ダイヤモンドが定番です。

しかし、婚約指輪はダイヤモンドでなければならないという決まりごとあるわけではありません。

それでは、圧倒的多数の人が数ある宝石のなかで、なぜダイヤモンドを選択するのでしょうか?その理由について説明をしていきます。


☆ダイヤモンドに込められた意味

 

婚約指輪 ダイヤモンド エンゲージリング

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ダイヤモンドは宝石のなかでも特に高価であり、高い人気を誇ります。

愛はお金では買えませんが、愛する人と結ばれる幸福を形で表すのであれば、やはり宝石の主役であるダイヤモンドがふさわしいという結論になるのでしょう。

これがまず、婚約指輪にダイヤモンドが選ばれる第1の理由です。次に、ダイヤモンドに込められたさまざまな意味が選択理由として挙げられます。

ダイヤモンドは極めて固く、傷が容易につかないという性質がありますが、この事実は二人の愛は永遠に傷つかないという願いを象徴するものでもあります。

しかも、ダイヤモンドの宝石言葉は純潔、清純無垢、永遠の絆です。さらに、婚約指輪としても人気の高いホワイトダイヤモンドは、無色透明であり、純粋な愛や純白の花嫁などのイメージにもつながります。

このように、込められた言葉の意味によって婚約指輪に選ばれているという側面もあります。

また、伝承エピソードからの考察も可能です。ダイヤモンドは太古から貴重な石として大切に扱われてきましたが、あまりに硬すぎるために15世紀までは磨く方法がありませんでした。

しかし、言い伝えによると、15世紀の半ばに腕のよい宝石職人が、雇い主の娘と結婚をするためにダイヤモンドを磨く方法を発見したと言われています。

そして、それが婚約指輪としてダイヤモンドを送るきっかけになったというのです。

☆長きにわたって輝きを失わない耐久性

 

婚約指輪_エンゲージリング_ダイヤモンド

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婚約指輪にダイヤモンドを選ぶ理由には、縁起を担ぐ意味合いのほかに現実的な理由もあります。

婚約指輪は結婚すれば不要というわけでなく、その後何十年も所有し続け、外出するときは着用するケースもあります。

そうなると、耐久度の高いものの方が好ましいわけです。その点、ダイヤモンドは自然界でも最も硬い物質と言われるほどの硬度を誇り、めったなことでは傷つきません。

また、ダイヤモンドは硬いだけではなく、薬品や光の影響を受けにくいという特徴もあります。

したがって、記念すべき婚約指輪が、長い年月を経てもその輝きを失わないためには、ダイヤモンドを選択するのが賢明です。

また、ダイヤモンドは4Cと呼ばれる世界共通の基準によってその価値が厳密に定義されています。

そのため、ダイヤモンドは金や銀と同様に非常に安定した価値をもっており、数十年たっても、極端に価格が下落する可能性が極めて低いのです。

婚約指輪を換金することはないにしても、将来ガラクタ同然になるのはさびしいものです。それを回避できるのも、ダイヤモンドが選ばれる理由のひとつでしょう。

☆ダイヤモンド以外の宝石を選ぶケース

 

婚約指輪_エンゲージリング_ルビー

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さまざまな理由から婚約指輪にはダイヤモンドを選ぶケースが大半ですが、それでも、ほかの宝石を選ぶ人も存在します。

その理由のひとつはダイヤモンドと同じ値段で、より高品質の宝石が手に入るからです。

たとえば、ルビーやサファイアなどは宝石の格としてはダイヤモンドに劣ります。

しかし、その分、値段が同じならより大粒でクオリティの高い商品が購入可能となります。

もし、お気に入りの宝石があるのであれば、そちらを選んで品質にこだわるのもありかもしれません。また、誕生石にちなんで婚約指輪の宝石を選ぶ人もいます。

なかには、オリジナリティにこだわり、みんなと同じ指輪をつけることに抵抗があるため、あえて珍しい宝石を選ぶ人もいます。

ただ、ほかの宝石はダイヤモンドと比較すると耐久性が低いため、長年使用している間に傷がついたり、劣化したりする可能性が高いのが欠点です。

また、ダイヤモンド以外の婚約指輪は、宝石店で扱っている種類が少ないというのもデメリットのひとつでしょう。

したがって、特に宝石の種類にこだわりがないというのであれば、やなり婚約指輪にはダイヤモンドを選ぶのが賢明な選択だと言えそうです。