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サイズ直し前提で、婚約指輪を絶対に選んではいけない理由

婚約指輪を選ぶ上でサイズ選びは重要です。

手元を飾る指輪というジュエリーアイテムは、大きすぎてぶかぶかだったり、小さくて入らないなど指にサイズが合っていないと、指輪をつける事自体ストレスに感じてしまう可能性があります。

婚約指輪(エンゲージリング)は、一部の特殊デザインを除き、基本的にサイズ直しをすることができます。

特にサプライズプロポーズとして彼女に内緒で婚約指輪を購入する時に、相手の指のサイズが分からず、サイズ直しができるからと、ひとまずで婚約指輪を購入するというケースがあります。

しかしサイズ直しすれば良いかと、安易に選んでしまったり購入すると、あとから後悔につながる可能性があります。

今回は、プロポーズのプレゼントとして大人気の婚約指輪をサイズ直し前提で購入してはいけない理由や、指輪でプロポーズすることのリスク等についてご紹介します。


サイズ直し前提で、婚約指輪を選んではいけない3つの理由

EIKA_エンゲージリング_サイズ_計測_リングサイズ_バラ_女性_サプライズ_プロポーズ

一度完成した指輪に手を加えて、最適なサイズへと調整する婚約指輪のサイズ直しは、身につける人にとって大変ありがたいアフターサービスの一つです。

指輪のサイズ直しは、指輪を切断してサイズの調整を行い、再度切断部分を溶接し仕上げとして磨き上げる加工のことを言います。

サイズ直し前提で、婚約指輪を絶対に選んではいけない理由を3つまずはご紹介します。

指輪のサイズ直しには限度がある

オーダーメイド_婚約指輪_結婚指輪

一見便利で簡単に依頼できそうな指輪のサイズ直しですが、実はそもそも婚約指輪のサイズ直しができると言ってもそこには限界というものがあります。

どんな婚約指輪デザインかによってもサイズ直しが出来るかどうかの概念は変わりますが、基本的に±2号以上の大幅なサイズ変更はできませんし(作り直しの可能性大)、気軽に何度もサイズ直しをすることは、指輪全体の強度バランスが悪くなってしまったり、金属疲労が起きてしまい、サイズを直した部分が脆くなってしまう場合もあります。

また稀なケースではありますが、サイズ直しをしたことによってその切断面(切れ目)が見えるようになってしまったりなど、見た目にも影響を与えてしまう可能性があります。

そのため、サイズ直しをあたかもずっと行える前提で購入したり、サイズを決めてしまうと、非常に大きな後悔に繋がることとなります。

特に婚約指輪は一生持ち続け、後世にも引き継いでいく宝物の指輪。結局はサイズ直しを迫られる局面がやってきます。そのためにも、サイズ直しの回数は抑えるに越したことはないのです。

このようなサイズ直しを前提で婚約指輪選びをしてはいけない理由があるからこそ、やむを得ない場合を除いて、そもそもサイズ直しはあまりしない方が良いというのが筆者の本音です。

サイズ直し前提の販売は、警戒すべき

宝石店-婚約指輪-選び-カップル

プロポーズで指輪を検討されている男性には、特に気をつけて頂きたい点として、販売決定に繋げるために「プロポーズ後にサイズ直しすれば大丈夫ですよ」と、サイズ直しを前提にすべきではないのに、それを前提として販売する宝石店が非常に多いことにも憤りを感じます。

婚約指輪は平均価格30万円という高単価なジュエリーで、数回はサイズ直しをする事が出来るとしても、プロポーズというそのカップルにとって一生に一度の特別な機会に「プロポーズ後にサイズ直しすれば大丈夫ですよ」などの言葉で購入を勧めてくる宝石店やオンラインストアは、その想いを踏みにじる行為だと感じてしまうからです。

多くの女性にとって、プロポーズで婚約指輪をプレゼントされるというシーンは一度はイメージしてしまうものであり、その指輪はいつでもサイズは彼女の指にピッタリのサイズです。

そんな中で、サイズ直しができるからと一般的に選ばれている平均的サイズを購入し、その婚約指輪でプロポーズをしたとして、サイズが小さくて指に婚約指輪が入らなかったら彼女はどう感じるでしょうか。

プロポーズ成功後に「婚約指輪はサイズ直しすればいいから!」とフォローされたとしても、指輪が入らなかったという事実は意外と女性にとってはショックに感じるものです。

婚約指輪を最高の形でプレゼントするために、指輪選びをされているお客様の事を考えれば、サイズ直し前提で宝石店やオンラインストアは販売することはありません。

サイズ直し前提での販売を勧めてくる宝石店やオンラインストアなどには警戒した方が良いと言えます。

そもそもサイズ直しができないデザインがある

婚約指輪_エンゲージリング_エタニティリング

指輪の中には、サイズ直しができない婚約指輪も沢山あります。

例えば、写真のような指輪全周に極小のダイヤモンド(メレダイヤモンド)をあしらったフルエタニティリングは、基本的にサイズ直しができません。

当然ですが、指輪のサイズに合わせて外周のダイヤモンドをセットしているため、サイズを変更すると整合性が合わなくなってしまい、サイズを変更する場合には一から作り直しになってしまうのです。

フルエタニティリングは婚約指輪のデザインの中でも大変贅沢なデザインであり、憧れの指輪でもあります。しかしサイズを誤ってしまうと、身に着けることはおろか、購入したことすら後悔してしまうことになります。

補足ですが、指輪の半周までメレダイヤモンドをセットする、ハーフエタニティリングであればサイズ直しをする事が可能です。

またフルエタニティリング以外にも、全周にわたってモチーフなどデザインが設計されているデザイン(総柄)などもサイズ直しが出来ないケースも多いので注意が必要です。

婚約指輪をサイズ直しできるのはもちろんのこと、何度もリメイク出来るジュエリーブランドをご紹介。合わせてこちらの記事も読んでみてください!



婚約指輪のサイズを間違わないためには?

指輪サイズ_サイズ直し

サイズ直し前提で婚約指輪を選ぶことはオススメできないとここまでご紹介してきましたが、ここからは、実際に婚約指輪のサイズを間違わずに購入するためにどのようなことをすれば良いのかについてお伝えしていきます。

必ずリングゲージで測って!!

未だに指輪のサイズをばれないように測る手段として、糸を活用したりといった方法が紹介されていることに驚きます。指は小さな人体のパーツであり、1mmの誤差で大きくつけ心地が変わってしまいます。(自分自身とパートナーの手を見比べてみると違いは見て取れるのではないでしょうか)

特に婚約指輪におけるサイズ選びをする際には、リングゲージやリング棒といったような専用アイテムで計測しましょう。間違っても絶対に糸などでは正確なサイズは測ることはできませんので注意しましょうね。

デザインによって、サイズは変化する

EIKA_エンゲージリング_サイズ_計測_リングサイズ_バラ_女性_サプライズ_プロポーズ

婚約指輪などは特にですが、指輪のデザインによっても、サイズの考え方が変わってきます。

例えばリングゲージよりも細い婚約指輪の場合は、指との接地面が少なくなるため、実物だと少しゆるく感じてしまうことがあります。逆もしかりです。

つまり婚約指輪のサイズとは(結婚指輪も同様ですが)、リングゲージで計測することはもちろんのこと、実際の指輪のサイズやデザインなどを鑑みて検討しなくてはなりません。

必ず、担当のジュエリーコーディネーターに意見を仰ぎましょう。もしオンラインストアで購入する前提ならば、リングゲージを貸し出してもらい、電話等でコーディネーターに意見を聞くと良いでしょう。


ぴったりなサイズで婚約指輪を贈る方法について、こちらの記事もあわせてよんでみてください!



結論、婚約指輪をジャストサイズで購入は困難

プロポーズ-失敗-サプライズ

ここまでご紹介したように婚約指輪のサイズは非常に繊細な要素が多いため、プロポーズ当日にぴったりサイズの婚約指輪をプレゼントすること(特にサプライズプロポーズ)は実はかなり困難なことをご理解いただけたかと思います。

婚約指輪でプロポーズをすることは、サイズ直しのリスクが必ず付きまとうと言うことですから、絶対に失敗したくないのであれば、指輪でのプロポーズはしないと言うのが正しい選択と言えます。

それは例え彼女が指輪でのサプライズを希望していたとしてもです。

彼女に内緒でサイズを勝手に決めるのは不可能ですし、例え指輪でのサプライズに喜ばれても、サイズが適切でなくては逆効果になります。実際に指輪でのプロポーズによって、悲劇は量産されています・・・

EIKA_ダイヤモンドプロポーズ _フラワージュエリー

婚約指輪というのは、指輪でプロポーズをする事が目的ではなく、ダイヤモンドという価値ある宝石を婚約の証としてプレゼントする事が本来の婚約記念品としての本質です。

サイズ直しができるから婚約指輪でとりあえずプロポーズして・・・というのではなく、婚約指輪の主役であるダイヤモンドでプロポーズなど、指輪以外のプロポーズプレゼントなどを活用して悲劇の回避をするようにしましょう。




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